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スマホゲームにさようなら。石を砕き、意思を抱く。《序》

諦める。受け入れる。
そして心に刻み込む。
目を覚ます。手を伸ばす。
「自分だけが自分を救う。」

さて、今回は。

何故か三部作となった、「石」シリーズの
後編、〆のパートになる。
内容は独立している為、必須ではないものの
先に前編・中編を読むことをオススメしたい。

前編では「スマホゲームに救われた」話を、
中編では「スマホゲームに依存する」話と
そのメカニズムについて説明した。

この後編では、自分の実践経験に基づき、
スマホゲームから距離を取る上で大切な要素、

「自覚」「環境」「主人公」「報酬」

のそれぞれについて書いていく。

自分が苦しんだ、今も苦しんでいるテーマ
でもあるため、文字を打つ指に熱を込めたい。
少し長くなるかもしれないが、お付き合い
頂きたい。

「自覚」〜全てはここから。〜

何かしらやめたくてもやめられない人は
ひたすら自分に甘い。(私も含めて。)
そして、都合の良い言い訳ばかりする。

「自分は大丈夫だ。」
「いつでもやめられる。」
「だから今でなくても構わない。」
などなど。

スマホゲームが依存先ならより一層、である。
心地よく、楽しいぬるま湯。
ぼんやりしたままでは一生、抜け出せない。

故に、「自覚」が大切になる。
字の如く「自分の目を覚ます」必要がある。

そして、ここで「自覚」すべきは、
「ゲームに依存している」事ではなく、
「ゲームにより失ったものがある」事である。

機会を失った。自分の可能性を閉じた。
時間を失った。もう二度とやり直せない。
財産を失った。家族に何か買えただろうか。

かけがえのないものを、取り返しのつかない
ものを、知らず知らずのうちに失っていると
気が付く。

こうして、
「何を失ったのか」を「自覚する」ことが
自分を変えるためのスタートラインである。
後悔も怒りも、前を向く為の糧になる。

加えて、
「何を失ったのか」を「自覚し続ける」ことが
行動を変えるための最低条件である。

「何の為にスマホゲームから離れるのか?」
を明確にして初めて、努力の継続が成り立つ。

ちなみに私は、スッカスカの成績証明書を見て
初めて「自覚」した。(というか戦慄した。)
中々キツかった記憶があるが、今では必要な
インパクトであったと思っている。

「環境」〜お手軽。そして強力。〜

スマホゲームはスマホさえあれば、
いつでもどこでも遊べてしまう。
スマホを手放せない現代で、物理的に距離を
取ることは不可能と言っても良い。

そこで重要になるのが、「環境」の力である。

良くも悪くも、人は無意識に「環境」に応じて
行動を変化させている。
これを上手く利用すれば、自身に根付いた
悪い習慣を改めることができる。

とまぁ、大袈裟に書いたが、早い話が
「過ごす場所を変える」だけでいい。
大体の人が自宅・自室で遊ぶだろうし、
「外出する」で十分効果があるはずだ。

今の場所でスマホゲームがやめられないなら、
別の場所でやらないようにする。
馬鹿馬鹿しいほど単純だが、これが中々
侮れない。非常に効果的だったりする。

私自身、それを強く実感している。

「ベッドでスマホゲーム派」だった私には、
自室は「堕落の空間」でしかなかった。
どれだけ「自覚」していたとしても、自室
ではゲームをやめる気が全く起きなかった。
正直、そんな自分が怖くもあったが…

とりあえず、家を出た。脱出した。

そして。
課題やバイトの事務作業など…
「やるべきこと」を家の外でやるようにした。
大学の自習室や図書館、静かな喫茶店など…
集中できる「環境」に身を置いた。
実際にやってみるとどうか。

そもそも、くつろげない。
ベッドが無い。テレビも無い。
なによりプライベートが無い。
必然、机に向かい、座る姿勢になる他ない。

また、そういう場所ではしばしば、他人が
真剣に何かに打ち込むのを見かける。
「ここは頑張る場所だ」という空気を感じる。
案外人間は単純で、この空気につられてつい、
「真面目」に過ごしてしまう。

他者の存在。「公」による、優しい強制力。
部屋の外で過ごすことで、ゆっくりと確実に、
「やるべきこと」に脳がシフトしていく。
「自覚」があれば尚更、その傾向は強くなる。

こんなに簡単で強力とは、試してみるまで
私自身、全くわからなかった。
早く気付いてれば良かったと、常々思う。

さて…

さて。
次の要素…といきたいところだが、
ここまででかなり長文になった。

ので、この後編はさらに分割し、また別の
noteにて、残りの要素について書くことと
した。
なるべく早く続きを投稿できるように
努力する…します。(別人格)
また是非、読んでやってください…!

それでは、また。

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