レビューしました:ふりかえり読本@き35D プロジェクトマネージャ保護者会

レビューしましたので、指摘事項とか本の概要などを。
なお、文責は私おやかたにあり、著者の意図等と異なった場合の責任は私にあります。ご了承ください。

書名:ふりかえり読本 実践編 型からはじめるふりかえりの守破離
頒布サークル き35D プロジェクトマネージャ保護者会
著者:森一樹@viva_tweet_x
https://techbookfest.org/event/tbf07/circle/5643435285413888

内容

振り返りの実践、手順や勘所がわかりやすく書いてある.

振り返り=KPTという認識をされる場合もあろうし、実際私はそれしか知らなかった。しかもなんとなくでやっていたところ、きちんとした手順を学ぶという意味では非常にわかりやすい記述であった。

実践編ということなので、とりあえずやってみるために必要な手順や必要な資材について詳細に説明してあり、はじめに読む本としても良い。

守破離というだけあって、まずは守るべき型とその型が意味するところが丁寧に解説されているので、とりあえずなぞってやってみるとよい。

次に、それを発展させた方法を様々なシチュエーションに対して適用する。例えばチームの良いところを伸ばすことに注目したときにどういう改良、発展を行うとよいのか、ということが解説されている。良いところを伸ばすためには、浮かび上がるイメージで熱気球という方法を用いる。このとき、浮かび上がらせる熱風をイメージのみならずふりかえりの抽出項目として使うのみならず、浮かび上がるのを妨げる「荷物」を使うなど、わかりやすくかつ効果が現れるように、発展させる方法を詳細に説明している。

それは、守のステージで説明された型から少し異なるものであるが、当然ながらそれは本質を保ったものである。したがって、「破」である。

レビュー時点では、8つある型のうちの5つの型まで書かれており、残り3つはベストエフォートにてということであったが、執筆スピードを考えると問題なく発行されるし、仮に間に合わなかったとしてもすでに十二分な内容である。

指摘事項

全体を通じて、大変読みやすい文章であったが、以下の指摘を行った。
・主述のねじれ、あるいは複数文に分けたほうが読みやすくなる文章がある。(数カ所)
・略語の展開不足、近隣に複数回展開が出てくる。(3箇所)
・誤字脱字(10箇所ほど)
・疑問点(ふりかえりの付箋は発言者がわかったほうがよいのか?わからないほうが良いのか? →コラムで回答。
・章、節、小節、箇条書きの番号ありと番号なしが混在していたので文章構造が掴みづらい。
 例
 節レベル
 小節レベル
 1.箇条書き
 2,箇条書き
=>すべて採番し、構造がわかりやすくなりました!

所要時間

A5 147ページ 3時間。
ちょっとヘビーでしたw
ちなみに、指摘は即日反映されていました。どこにそんな時間が・・・
執筆進めながら修正お疲れさまでした。

当日の完成版楽しみにしております!

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