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アートはいきもの。

山には雪が降りはじめ、屋久島にも本格的な冬がやってきました。
そんな12月18日(日)、OYAKOLABOアート編「ひかりdeアートの会」を実施しました。

より表現の幅が広がるようにと
今回はいつものスライドマウントのほかに、カラードタックというステンドシールや、クリアファイルを細長くカットした素材、またラップを張り巡らせたエリアなどをつくってみました。


いち早くスライドマウントをつくることに焦点を当ててみたり。
まずはお友だちの作品を模倣してみたり。
自分がピンとくるものを選んでみたり。
同じ空間で制作をしていても、場との関係性やそのときの感情などによって、表現の仕方はそれぞれです。

スライドマウントに素材を詰め込むと、

見え方が想像とちがったり
空気の入り方や映写機のピントによって、作品が動いている・生きているように見える気づきもありました。

時間や空間、物理的な意味でも表現や作品が「いきもの」のように変化していくことは、子どもアートの醍醐味ですね。

企画の際には、ある程度のことを予想して環境設定をおこないますが、
子どもたちの創造性はその予想を軽々と超えていきます。

ラップにはカラードタックを貼り付け、光を反射させて遊ぶことを想定していましたが、思ったよりも部屋が明るく・・汗
これは失敗したかな?と思っていたのですが
「顔つけて〜」と人間の模写がはじまりました!

じっくり考えてスライドマウントに素材詰め込んだら
身体をつかってドローイングする。

子どもたちは無意識のうちにあそび調整し変化させているのかもしれないと感心です。

情報はSNSや画像で検索・・
動画再生も倍速で・・

私たちは、素早く効率の良い方法で情報を取り込むようになりました。
ネットで商品を購入しようとすると、レコメンド機能によって
知らず知らずのうちに趣味嗜好に似た商品を購入したりしています。

そんな時代だからこそ、自分の感性を最大限につかって、たくさんの異なる素材から情報を受け取り、身体と頭で考え、表に現していくことを忘れないでいたい。

準備段階では労力の要るボランタリーな作業に心が折れそうになることもありますが(笑)
終わると、「あー楽しかった」という単なる満足感ではなく
少しの充足感と複雑な思考でいっぱいになります。

細々とではありますが、効率化された社会の中で、複雑さの中に身を置ける環境をつくることを
これからもつづけていきたいと思っています。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

次回のOYAKOLABO、1月8日(日)「秋の焚火でまきまきパンを焼いて楽しもうの会」は満員御礼になりました。たくさんのお申し込みありがとうございます!
アート編は2月11日(日)「いろdeアートの会」を予定しております。詳細決まり次第、各SNSにてお知らせします^^
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