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何も描かなくていいお絵描き。

2023年2月11日(土・祝日)、桜の花も散らしてしまうほどの雨も止み、束の間の太陽が見えました。
そんな屋久島らしい春を感じられる中、OYAKOLABO「いろdeアートの会」を実施しました。

この日は10組28名の親子のみなさんが参加してくださいました。(いつもはこじんまりとやっているのですが、めずらしく?にぎやかな会となりました。とってもうれしかったです!)

まずは簡単なレクチャーを。
レクチャーといっても「こうやって描けばいいよ」「この道具はこうやって使うんだよ」などの説明をするわけではありません。

一番お伝えしたかった部分、それは
「何かを描こうとしなくていい」ということ。

クレヨンをつかうのに、「?」と戸惑われた方もいるかもしれません。

みなさんも子どもの頃、みなさんもクレヨンを持つと
「何を描こうかな・・」
と考えることがあったのではないでしょうか。

「こんな絵を描いたら下手って思われるかな?」
「〇〇ちゃんは上手だな・・」

そうしているうちに、いつのまにか描くこと自体に抵抗が生まれてしまいます。

「ああしてみたい、こうしてみたい!」
「これはなんかしっくりこない・・」
心の声をよく聴くこと。
まずはアートの会で大切にしていることを、シンプルにお伝えさせていただきました。

レクチャーの最中に描きはじめちゃうなんて、大歓迎!

お気に入りの道具を見つけて、いろいろやってみたり。

触感や色を、とことん研究してみたり。

コップから溢れる油に、興味津々。

あたらしい色との出会いに、「わー!」っとうれしくなったり。

物語を、つくってみたり。

何を選ぶか、どうやって使うか、何も決まっていません。
(後半の写真があまり撮れずでした・・すみません!)

だからこそ、なにかを創り出すことが、難しいときもある。

大人が期待した通りにならなくて、
それでいい、それがいいのだと思います。

けれど、たとえ何も表現しないように見えたとしても、
子どもたちは必ず何かを受け取っています。

回を重ねるごとに、関係性が深まってくるたびに、
目に見える形であらわれてくることもあります。

そんな子どもたちの表現の場をつくりはじめて、細々と、もうすぐ丸7年。

OYAKOLABOの場には、はじめましての方からおひさしぶりですの方まで
グラデーションの中で、たくさんの方が関わってくださっています。
本当にありがたいことです。

どんな色にも優劣はないように、どんな関係性にも優劣はありません。
今回は人数が多かったこともあり、お互いに影響しあい、一緒に場をつくってくださっているように改めて思えました。

子どもたちと、もちろん、私たち大人も^^

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
3月のOYAKOLABOはお休みさせていただきます。

次回、新年度一発目のOYAKOLABOもアート編となります。
4月29日(土・祝)せんdeアートの会
→5月6日(土)に変更となりました!
あそび編は5月28日(日)の開催を予定しています!

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