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変えることの勇気を問われている。

リニューアルに向けて、絶賛下ごしらえ中です。
今日はwebページの打ち合わせをしました。
デザイナーさんとリニューアルのことを話すのは初めてだったので、「こんなコンセプトでこんな内装で、こんな風に過ごしてもらいたいんです。」と一から話をしました。
それで、話しているうちに気付いたことがあります。

既存のお客さんを断ることになる


元々一階のスペースはバーとして営業していました。バーといっても小洒落たものではなく、宿泊者も地元の方も気軽に一杯飲めるような場所でした。
一人でしっぽり飲む方もいれば、4人組でワイワイと飲む方もいます。お酒を飲む場所なので、ワイワイすることは当然なのですが、リニューアルするとその辺の対応を考えないといけません。

飲み屋から本を読める場所

今回の改装で、バーを大幅に変えます。
それがブックバーなのか、ブックカフェなのか、図書館なのかと聞かれたら、そのどれでもなく、「本を読める場所」にしたいと思っています。
あくまでも「読める場所」なので、読む場所ではありません。
ここに来たら本を読まないといけないって強制力は嫌ですし、本を読まずに瞑想することだって歓迎です。
飲み物や軽食も提供しますので、仕事終わりにちょっと立ち寄っていただくのだって歓迎です。
でも、団体でわーっと来て、飲んではしゃぐのはどうかと考えるとそれはNGにしたいと考えています。

断ることが仕事の一つになる


この2年間、たくさんの地元の方に来ていただきました。最近は客足は減っていますが、それでも来てくれる方がいます。そういう人たちの中からどうしても断らないといけないお客さんが出て来てしまうことが既に想像できています。胸が痛い。

でも、今回のリニューアルは「泊まりに来たお客さんにより満足してもらいたい」と思ってやることにしました。
ですので、語弊があるかもしれませんが、取捨選択せざるを得ないんです。

お客さん全員が満足するなんて幻想。

できれば地元の方にも宿泊者にも全員に満足してもらいたいと思うのですが、それは無理です。だから捨てるものを決める覚悟、断る覚悟をちゃんと持って、長い目で見てお店を作っていきたいと思います。

今日は自分に言い聞かせるように書きました。
同じようなことを考えている人の参考に少しでもなれば嬉しいです。

それではまた明日!

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