先輩〜お久しぶりです
缶コーヒーとたばこ持ってきました
銘柄 分かんなかったんですけど きっと多分これ吸ってたような気がするんですよね。

最近 面白いゲーム見つけたんですよ
また一緒にやりましょうよ
お前下手くそすぎ、なんて通話越しによく怒られてましたけど
結構 あの日々が 私の楽しみでした。

この日々が終わるくらいなら、
そう思って押し殺した自分の気持ちは
LINEの既読がつかなくなってから 寂しさに
今は ただひたすら後悔の気持ちへと変わってしまいましたが
また一緒にやりましょうよ、
本当に 大好きだったんですよ。

気付いたら
先輩の歳を越して何年も経って、
戻れない日々に懐かしさを感じながらも
なんとか 生活 しています。
まだ どこかで 先輩も 生活 しているんじゃないか
って思ってたんですけど、
本当にここにいたんですね

.....

思い出すとその人の周りに花が降るって聞いたことあるんですけど、本当ですか？
花が似合わなさ過ぎて 想像しただけでも面白いので この先もずっと降らしますね。

新しい名前 かっこいいですね。なんて言ったら、適当なこと言うなよって また怒られそうですけど そんなことより、寒すぎるんで缶コーヒーもらってもいいですか？
合わせてる手が このまま寒さでくっついてしまいそうなので、そろそろ帰りますね。

あ、そうだ

お墓を振り返ると後を付けてくるっていうじゃないですか

「いつでも待ってますよ、先輩」