今日は、お花の万華鏡。
中国原産のプリムラ・マラコイデス。
いちばん早く春を告げてくれるお花だそうですよ。

白い粉を吹いた軸から鮮やかな紅紫色。
グラデーションがきれいねぇ。
天も地もない、尽きることのない模様のようです。

あらゆる植物の原種は中国から発見されてきました。
なぜ中国なのか？気になるところですが、5,000mを超える山脈や大河など、どうやら地形によるもの。
未だに人が踏み入れない地があったり、川の氾濫によって湿地が生まれたりと自然のバリエーションが豊富なんですね。

また、一般的には植物は動かないものですが、大自然の中ではまぁまぁ移動しているみたいなんです。
ある種は川で下流に行ったり、またある種は鹿に運ばれ上流に。
中国から日本へも、鳥によって4,000kmも運ばれ根付いた植物もあるそうです。

人の世でも、すでに決まっているように見えること、変えられないように思える事柄も徐々に、ときには突然変わるものかもしれませんね。

七十二候では、鱖魚群（さけのうおむらがる）。
おいしいシャケを食べて、災いを避ける意味があるそうです。
来年の大冒険に備え滋養を養うときですね。

では、また。
ごきげんよう〜。