ビートルズは、まぁ当然のことながら、思いっきり後追いです。物心ついた頃はウイングスの時代でした。すでに、３枚組のライヴ盤「オーバー・アメリカ」が発売されていて、「ヴィーナス・アンド・マース」や「バンド・オン・ザ・ラン」のアルバムからではなく、いきなりベスト選曲のライヴ盤が導入部だったわけです。

当時は、FMラジオからカセットテープに録音して音楽を聴くのが主流でした。まだステレオは持っていなくて、ラジカセだったように思います。２週間分の番組表が掲載されたFM雑誌が複数出ていて、FMレコパルを購読していました。

レコパルを買ってくると、番組表をチェックして録音したい番組にマーカーを引きます。リアルタイムで録音しないといけませんから、録り逃さないよう放送時間前にFMをチューニングしてテープを入れて録音をポーズ状態にしてスタンバっていました。

そんな中で、ビートルズの特集は年に１、２回はあったんじゃないかなと思います。いつだったか、テープ何本分もまとめて録音しました。当時は、どのアルバムに入っている曲とか、レノンの曲か、マッカートニーの曲かなどということは意識していませんでした。

そうした中で一番耳に馴染んだのが、「ノー・リプライ」のコーラス、そして、ノー・リプライから始まるフォー・セールのサイドAでした。「ノー・リプライ」、「アイム・ア・ルーザー」、「ベイビーズ・イン・ブラック」、「ロック・アンド・ロール・ミュージック」、「アイル・フォロー・ザ・サン」、「ミスター・ムーンライト」、「カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」バラエティーに富んでますよね。後期のビートルズもいいのですが、この音の薄さが気持ちいいので、今でも時々聞いています。サイドBにはイエスがカヴァーした「エヴリー・リトル・シング」も入っていますし、プログレオタ的にも鉄板です！

まぁ、なぜ、フォー・セールかって言われても理由はないのですが、ガキの頃にまとめて聴いた中で、いちばん聴き心地が良かったってことなのかな？

アルバムの詳細は、wikiに詳しく書かれてますからそちらで！

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