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2022年10月、パートナーCFO養成塾特典講義を開催しました

パートナーCFO養成塾第五期 特典講義を東京リアルクラスとオンラインクラス合同で2022/10/1に開催しました!

※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら

養成塾特典講義の概要

【P-CFO養成塾第五期 特典】
日時:東京リアルクラス/オンラインクラス同日
   2022/10/1 1330-1700
内容:特典「パートナーCFOの知識・スキルを知る⑥新規事業」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)

特典の講義内容

特典講義は「パートナーCFOの知識・スキルを知る⑥新規事業」
パートナーCFOに期待される仕事のうち、クライアント(特にIPO前後)の関心事悩み事であり外部専門家としてバリューを発揮しやすい、新規事業について、事例ワークショップを通じて理解を深めます。
新規事業は、CFOとしては若干縁遠い業務ですが、ベンチャーには必ずつきまとう課題です。しかも、フルタイムCFOだと経営メンバーの仕事としてお鉢が回ってくることもあり得ます。
新規事業には、センス、ロジック、粘り強さ、柔軟性etc、総合的なスキルとマインドが必要大変だからこそ、プロセスをガイドし、メンタリングするプロが必要です。そうした背景を踏まえ、今回の講義では、新規事業企画のプロセスをガイドし、メンタリングをしていく観点から本件を取り上げています。
また、新規事業はIPO前後や創業時の支援のみならず、創業者理解としても役に立つ分野です。

■特典 事前動画「6 新規事業」
事前動画では、高森講師が経験したEラーニングやインターネット動画配信事業、音楽流通ベンチャーなどでの事例から、新規事業立ち上げの背景や直面した課題と共に、「新規事業に関して押さえておくべき傾向や注意するポイント」が紹介されていきます。リアルな事例でイメージを膨らませて新規事業に関する講義へと進みます。
講義では、新規事業3つのフェーズに分けてP-CFOの支援スコープを整理するところから始まり、本題である「新規事業探索(イノベーション)」と「(事業計画の前提になる)ビジネスモデルの作り方」の解説が続きます。

■特典 当日の講義
講義当日は、これまで同様、前回Day4の振り返りと事前動画の内容の確認からスタート。
その後、事前動画の中から特に重要なポイントを振り返り、グループごとに実際に新規事業を考えるワークショップを体験します。
今回は養成塾第5期では初めて合同クラスとして開催。当日は東京リアルクラス、オンラインクラスの両方から受講生が集まりました。

ワークショップでは3~4名のグループに分かれ、個人ワークとグループワークを組み合わせて行います。事業アイデアの考え方グループでの意見の揉み方から、実際に1つのアイデアを選び事業プランを考えるところまで、高森講師のレクチャーを受けつつ進んでいきました。


今回のワークはいずれも他の講義と比べて自由度が高く、ワークショップの発表にも熱がこもります。「地方創生」などの社会的な課題に対して、各ステークホルダーがウィンウィンとなるように練られたビジネスプランなど、ユニークなビジネスアイデアが出来上がっており、わずかな時間で密度の濃い議論がなされていた様子が伺えました。


■質疑応答
今回参加したメンバーは、新規事業の経験ゼロの方から、会社員として経験したことがある人まで様々。講義中は様々な質問が飛び交いました。

「実際にパートナーCFOとして新規事業に関して相談されるのは、どんな時か具体的にどんな準備をして臨めばよいのか?」という質問に対して、高森講師からは新規事業に関する悩みは、企画や検証、実行計画、周囲の巻き込み等、段階によって異なることや、各段階に応じて効果的な関わり方の例を示されました。

他にも、「パートナーCFOとしては誰に対してアプローチしていくのか?」との質問に対しては、大企業と中小企業、ベンチャー企業で新規事業に臨む姿勢の違いを含めて解説したり、「リーンキャンバスで課題→顧客セグメントの順番で考えるのはなぜか?」「新規事業のアイデア出しをした後、どんな基準で選択すればよいのか?」などの個々の質問にもお答えしていきました。


受講生の声

今回はワーク主体ということもあってか、受講生の振り返りも以下のように広がりのあるものでした。

「新規事業に関しては色々な書籍があるものの、体系的に纏まったものや外部専門家(P-CFO)として使えるものはなかなかないと思っていました。今回の講義では、ワークショップに使える複数のフレームワーク(書籍)が紹介されており、実際に手を動かしてみることで、メンタリングする際の外観が掴めた気がします。さっそく顧問先の新規事業立案のサポートに活かしていきたいです」

「ワークでは、事業シーズと技術シーズの掛け合わせでアイデアが広がること、フレームワークを使うことで短時間でもアイデア出しを進めることができ受講生仲間とのやり取りも含めて、新規事業を考える楽しさを体験できました。同時に、ベンチャー社長は新しいことを考えるこの瞬間が好きなのかもしれないと疑似体験にもなりました」

「経営者のパートナーとして企業の成長に長く付き合い、壁打ち相手となる上で今日の学びは有効なフォーマットだと思いました。前回の講義で出てきたPLCF改善や企業サービスの改善新規事業も繋がってくる話だと分かり、今回の講義に出て良かったです」

などの体験を通した新規事業の理解の深まりや、

「新規事業のコンサルは一見マネタイズが難しそうだと思っていたが、新規事業のための買手M&Aやその後のPMIなど提案内容しだいで自分の得意分野につなげることができる可能性もあると実感できました」

「(今後)後継者世代との新規事業の壁打ちができると、その先の事業計画策定や資金調達にも関与できる可能性が高くなる。専門家最適を超えて経営全体を意識した全体最適で企業成長を進めることができそう

中小企業に対しても、事業再構築補助金の計画策定支援などのコンサルの場で活用出来そうです」

「まずは自分自身の独立に向けて学んだことを使ってみたいです。ビジネスモデルがより精錬され差別化も図っていけるのではと思います」

などの、新規事業の支援をP-CFOとしてのさらなる武器にしていくことへの気づき、意気込みが挙げられていました。

また、リアル・オンライン合同クラスだったため、「いつもと違うメンバーともご一緒でき、ワークも非常に楽しかったです」といった感想もお寄せいただきました。

さて、次回はDay5本編その4、「パートナーCFOの知識・スキルを知る(3 組織マネジメント、5 採用)」となります。「組織」や「人」にフォーカスを当てる内容をお届けします。どうぞお楽しみに!

オンラインクラス同様、エア懇親会も開催。講義をさらに深掘りしたり、フルサポートが話題に。


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