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Piñata ピニャータ

こんにちは。今日はメキシコの誕生日会でよく出てくるピニャータについて書こうと思います。もしかすると、アメリカでも見たことあるよ、という方もいらっしゃるかもしれませんね。小学校の中・高学年になるともうそんなにやりたがらないかもしれませんが、小さい子たちはピニャータが大好きです。誕生日会でご飯を食べ終わってひと段落したところで、ピニャータが出てくると「そろそろパーティーが終わるかな」という目安にもなります。

最近の誕生日会はよくテーマが決まっていて、ディズニーのプリンセスが好きだったらそのプリンセスのピニャータを、マリオが好きだったらマリオのピニャータを用意するのですが、初めてピニャータの様子を見た日本人はびっくりするかもしれませんね笑。可愛いプリンセスのピニャータを棒でボッコボコに破壊していくので・・・。

ピニャータはダンボールや紙で作ってあり、中にはお菓子が入っています。最近はちょっとしたおもちゃやシール、スライムなんかも入れてあったりします。私が住んでいる地域では、ピニャータの時間になると参加したい子ども達が背の小さい子から大きい子の順に並んで、まずはお誕生日の子が棒で叩き、そのあとは背の一番小さい子から順番に叩いていきます。最初から大きい子たちが叩くとすぐ壊れてしまって、小さい子たちが楽しめないので、そういうルールになっています。ピニャータが割れたら子ども達(時々大人も)がみんな走り寄って、お菓子をかき集めます。慣れてる子たちはすごい勢いで取りにいくので、うちの子は恐れをなしていつも周辺に落っこちているお菓子を集めていました笑。


元々のピニャータ

ピニャータは本来Posadas(ポサダス)と呼ばれる、クリスマス前のイベントで使われいたそうで、形も元々はキャラクター型ではなく、球体に7個のトゲのようなものがついているのがオリジナルの形だそうです。時々これの小さいバージョンが、お土産屋さんで売っていたりします。

ピニャータの時に歌う歌があるのですが、私は覚えるのに時間がかかりました(努力して覚えようともしてなかったのですが・・・)。子どもたちはすぐ覚えてしまうんですけどね。

Dale, dale, dale,
No pierdas el tino,
Porque si lo pierdes
Pierdes el camino.

Ya le diste una,
Ya le diste dos,
Ya le diste tres
Y tu tiempo se acabó.

これを歌い終わったら、その子の時間は終了で、次の子に棒を渡します。
ちなみに、たまに棒が吹っ飛んできたり、ブンブン振り回して危ない子とかもいるので、お子さんが自分の番じゃない時はできるだけピニャータから離れるように注意しましょう。また、ゲットしたお菓子を入れる小さい袋を持ってくると便利です。

それではまた次の記事でお会いしましょう。
Nos vemos pronto!

Pachi

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