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メキシコの私立学校の注意点

こんにちは。前回、メキシコに住む外国人の多くは私立の学校に行かせる、という内容の記事を書きましたが、今回は私立学校に入れる際の注意点をいくつかご紹介しようと思います。

注意点①イベントや宿題などで親が頑張らないといけない

学校にもよりますが、親も参加するイベントが盛りだくさんの所もあり、そうなると親は本当に大変です。同じクラスの保護者たちとイベントの衣装の相談をしたり、ハロウィーンパーティーを企画したり、その週になっていきなり「ガイコツメイクで来てもいいよ!」みたいな連絡が来たり・・・幼稚園(Preescolar)に関しては、宿題はそんなに出さないと思いますが、学年が上がるにつれて宿題が増えていき、宿題をしたか親が確認するのはもちろん、「これってどう考えても親と一緒じゃないと出来ないよね?」という宿題もよく出ます。

注意点②先生や保護者同士でのコミュニケーションが大変

クラス分け後、あるクラスに入るとそのクラスのワッツアップ(LINEみたいなものです)グループに登録されることが多いです。これは、保護者がみんなそれぞれ先生に質問したり、連絡したりすると先生たちが大変なので、クラスの保護者代表を1〜2人設け、この人たちが代わりに保護者たちとやりとりをする、というふうになっています。ただ、このグループチャットのやり取りの量が半端じゃなく、あっという間に100通のメッセージが溜まっているなんてこともザラにあります。さらにスペイン語が分からないとどれが大事な連絡なのか判断するのも難しく、スペイン語力が非常に鍛えられる場でもあります・・・
先生たちとも、必要があれば直接メールしたり、ミーティングを予約したりして直接コミュニケーションを取り、不安に思っていることや明確に理解できていないことを確認することも可能です。英語でのコミュニケーションが難しい場合は、会社の通訳の人や、知り合いでスペイン語ができる人に手伝ってもらうのもありだと思います。海外では特に、自分で抱え込まずにヘルプを求めることが大切です。

注意点③宗教関連の学校が多い

メキシコの私立学校は、カトリック系の学校が多く毎週ミサがあって牧師さんのお話しがあったり、神様について学ぶ科目があったりと、結構ガッツリ学びます。ご自分の宗教がカトリックではない場合も、これまで宗教にはあまり縁のなかった方も、入る学校は無宗教系なのかをまず確認した方がいいかもしれません。ちなみに私自身は無宗教ですが、子どもが入っているのはカトリック系の学校で、「神様がいて、世界を作ったのは神様で・・・」と信じています。ただ私は、カトリック教徒ではなく、あなたが信じている神様を、私は信じていないんだよ、というふうに説明しています。


学校によって、英語とスペイン語のバイリンガル校だったり、他の言語も学べたり、モンテッソーリ教育を取り入れているところもあったりと特色が色々あるので、事前に調べ、学校訪問をして直接質問するなどして、しっかり納得した上で学校を決めるようにしましょう。

それではまた次の記事でお会いしましょう。
Nos vemos pronto!

Pachi


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