ぺーじ

システマについて書くことが多いです。ゲームと読書も好きです。

ぺーじ

システマについて書くことが多いです。ゲームと読書も好きです。

マガジン

  • システマ

    システマについて書く

  • ゲーム

  • 本・アニメ

    本の感想とか

  • アナログゲーム

    囲碁ポーカーボドゲなど

  • 雑記

    考えたこと

最近の記事

システマ 体を動かせば大体スッキリする

日々の凝り固まった考えや体をほぐすために、まずは体を動かすことが大事だなと毎度思います。特に、何か一つのことに囚われてしまっている時は、プッシュアップやスクワットのような基本的なワークをやっていると体が軽くなり、自然と全身が動くようになっていきます。 今回のトレーニングでは、全身をバネのように弾ませるようにスクワットをすると、その余韻で力まなくてもスタスタ歩けるようになる感覚がありました。一人でやる時は、呼吸をしながらゆっくり・ゆったりと四大運動をやることが多かったので、素

    • システマ・祈りについての解釈『Let Every Breath』を読んで

      ロシアの格闘技・システマは、ロシア正教会の信仰をルーツとしています。信仰を強要されることはありませんし、普段のトレーニングではそういったスピリチュアルな要素を意識することもありません。ただし、システマというものをより理解しようと思うと、その考え方のもとにあるものを知ることは有効であると思います。 最近、「Let Every Breath」の翻訳本「秘伝・ロシア式呼吸法の達人たち」を読みました。英語版はKindle版があるのですが、日本語版は販路が限られており、簡単に入手でき

      • 民族紛争の当事者になる「タクティクスオウガ リボーン」

        ※「タクティクスオウガ リボーン」と「ユニコーンオーバーロード」のネタバレを含みます※ 3作立て続けにシミュレーションRPGをやってます。 「ファイアーエムブレム 風花雪月」(以下、風花雪月) 「ユニコーンオーバーロード」(以下、ユニコーン) 「タクティクスオウガ リボーン」(以下、オウガ) ストーリーでいえば、オウガが好みですが、ゲームシステム的にはユニコーンが好きです。風花雪月はそれぞれの中間くらい。 オウガは昔のゲームのリメイクなので、最近のゲームに比べるとややバ

        • システマ プッシュアップと拳の感受性

          最近アレルギー性鼻炎になって鼻で息を吸えることのありがたみを実感した今日この頃です。鼻が詰まるとシステマどころではないです。耳鼻科にいって薬を飲みましょう。 システマ四大運動の一つであるプッシュアップですが、拳を立てて床を押すので当然拳は痛いです。今回のトレーニングでは、拳を地面にフィットさせてしっかりと地面を広く感じ、充実感のある拳のまま立ち上がってストライクを打つ、というのをやりました。 ハンターハンターに例えると、ゴンの「ジャジャン拳」のグーみたいな感じで、拳にオーラ

        システマ 体を動かせば大体スッキリする

        マガジン

        • システマ
          30本
        • ゲーム
          15本
        • 本・アニメ
          27本
        • アナログゲーム
          4本
        • 雑記
          6本
        • ショートショート
          5本

        記事

          システマと『IMONを創る』の共通点 リアルタイム・マルチタスク・(笑)

          なんでもロシアの武術・システマに結び付けて考える今日この頃ですが、何と、いがらしみきおの30年前のPC雑誌連載『IMONを創る』とも似すぎていました。 どちらも人間のOSをアップデートするためのもの、という共通点があります。でも、IMON読者的には「あまり真面目に捉えないでね(笑)」と言いたいです(笑)。 何が似ているかですが、IMONの3原則「リアルタイム・マルチタスク・(笑)」がそのままシステマにとって重要な要素と絡み合うなと。 まず、リアルタイム。システマは、型にと

          システマと『IMONを創る』の共通点 リアルタイム・マルチタスク・(笑)

          ぼのぼの作者の30年前の預言的連載 『IMONを創る』 人間のOSをアップデートするには

          ぼのぼの作者がPC雑誌で連載していた いがらしみきおさんといえば、私にとっては「ぼのぼの」の作者です。そんなぼのぼのの作者が、週刊アスキーの前身であるパソコン雑誌「EYE-COM」で30年前にコンピュータに関する連載をしていて、しかもそれがとある熱狂的な読者がきっかけで復刊することになったことを最近知りました。 大好きなぼのぼのの作者が、個人的になじみ深いIT・コンピュータの連載を書いていたとなると、読むしかありません。で、ゆるい表紙と軽妙に小ボケを挟む文体を気楽な気持

          ぼのぼの作者の30年前の預言的連載 『IMONを創る』 人間のOSをアップデートするには

          システマ 思考と感覚のバランスの難しさと適応

          ヴラッド大阪セミナーのテーマに「適応」がありましたが、状況に適応する、相手の動きに適応する、というのは頭で考えてやるととても難しいです。なので、身体が自然と動くのが理想ですが、適応していない状態で好き勝手ひとりで動くのは適応ではない、という難しさがあります。 対人ワークのトレーニングを通して感じるのは、適応については身体を動かしながら徐々にフィーリングで対応するほうが自分には合っている気がしました。思考に頼りすぎずに済むからです。「合って」くると、足も動くし、相手の足も見え

          システマ 思考と感覚のバランスの難しさと適応

          自分の身体とテンションとリラックスを眺める システマと日常

          ヴラッドの大阪セミナーを経て、改めて日常における自分の身体のテンションとリラックスについて考えてみました。というか、気づきを通して良い変化があったので記録しておこうと思います。 セミナーを通して自分にとっての「良い状態」にまた気づけたので、日常生活における良い状態と悪い状態がよりクリアになりました。すぐ忘れそうだけど…。 良い状態 ・深い呼吸、肩がストンと落ちてリラックスしている ・広く空間を認識でき、思考や感覚が外に伸びていく感じ ・丹田近くの充実感、風船がぷくーっと膨

          自分の身体とテンションとリラックスを眺める システマと日常

          システマ ヴラッド大阪セミナーに行ったら色々すごかった

          システマトロント本部校長のヴラッド(ヴラディミア・ヴァシリエフ)に会うため、大阪セミナー初日に参加しました。100人近い参加者とシステマをするのが初めてだったので、全体的に情報量が多かったです。 ヴラッドの印象 まず、存在感がすごかったです。ヴラッドの胸に触れると、砂がパンパンに詰まったサンドバッグみたいな感じで、押しても引いてもビクともしない。そんなパワーの塊が穏やかに軽やかに動くので、見えないところから鉄球の塊が飛んでくるような感じなのかなと思いました。 ヴラッドは

          システマ ヴラッド大阪セミナーに行ったら色々すごかった

          『朗読のススメ』(永井一郎・著) 声優の心と身体とリラックスについて

          サザエさんの波平役で知られるベテラン声優・俳優である永井一郎さんの朗読に関する本を読みました。 発声法やアクセントなどの技術論を超えた内容で、言葉とは何か、演じるとは何か、さらには心と身体の在り方にまで触れた奥深い本でした。 声を出す仕事をするには自分を解放する必要があるため、まず体の緊張を解いて心の緊張もとっていくことの重要性を説いています。驚いたのは、野口整体の野口三千三さんの名前が出てきたこと。 永井さんは、技術論については論理的かつ具体的な説明をしながらも、一方

          『朗読のススメ』(永井一郎・著) 声優の心と身体とリラックスについて

          ユニコーンオーバーロードよ、ヴァニラウェアよ、ありがとう

          ヴァニラウェアの新作SRPG「ユニコーンオーバーロード」をクリアしました。10年かけて作られた大作、少数精鋭で一人ひとりがアーティスト集団とされるヴァニラウェアの仕事は本当にすごいですし、自分もまじめに働こうと思いました…。 ユニコーンオーバーロードは60人以上のキャラクターが仲間になるのですが、冷静に考えるとヴァニラウェアの社員数(39人)より多いですね。キャラクター同士の親密度を上げるとみられる会話の組み合わせもとても多い。 このキャラとこのキャラが同じクラスだったら

          ユニコーンオーバーロードよ、ヴァニラウェアよ、ありがとう

          システマと沖縄拳法空手が似ていておもしろい

          システマを通して、身体の使い方や、人間の身体の構造そのものが面白いなと思うようになり、最近は武道の本にも手を伸ばすようになりました。 いろいろな国で独自の武術や格闘術がありますが、国や時代を超えて、鍛錬を積んだ人たちがいて、しかもそれが似たような原理原則にたどりついているのが面白いです。 個体差はあれど、骨格の構造や神経の働きなど、基本的な身体の構造は同じなので、みんな同じ人間なんだなぁと感じます。 最近読んだのが、沖縄拳法空手の本。空手はまったく詳しくないのですが、書いて

          システマと沖縄拳法空手が似ていておもしろい

          システマ 脱力とリラックスの大きな違い

          システマの四原則のひとつに「リラックス」があります。ざっくり言うと、身体が緊張して力んでいたら本来の良い動きができないから、程よくリラックスしようねという意味です。しかし、このリラックスという言葉がくせ者で、ダラ~ンと脱力しているわけではなく、体内のパワーが全身に充実している自然な状態、みたいなイメージです。空気がパンパンに入った風船みたいな? で、久々に対人トレーニングをしたら、身体から力が抜けきった完全ダラ~ンなふぬけ状態になっており、ありゃりゃと思った次第です。仕事と

          システマ 脱力とリラックスの大きな違い

          自分のニュートラルを知る リラックスや自然体とは

          よく「自然体で」とか「自分の本来の能力を引き出す」みたいなことを言われますが、言い換えると、「ニュートラルな状態の自分を知る」ということなのかなと思いました。 システマの「汝自身を知れ」も、体を動かしたり、痛みや恐怖を感じたりしながら、本来のあなたの状態を思い出しましょう、ということなのかなと。日常生活ではいろいろなストレスがかかって緊張状態になっているので、普通とか自然体がわからない迷子状態ですけどね。普通が一番難しい。 システマのトレーニングで見つけるリラックスの状態

          自分のニュートラルを知る リラックスや自然体とは

          ヴァニラウェアが10年かけて作った「ユニコーンオーバーロード」が面白い

          発売直後から話題になっているゲーム「ユニコーンオーバーロード」、面白いです。久々に時間を忘れてゲームしています。 ヴァニラウェアが開発した「十三機兵防衛圏」もとっても面白くて、ここ数年でナンバーワンくらいの勢いだったのですが、十三機兵と並行でこんな大作を10年かけて開発していたとは…ヴァニラウェアの仕事には頭が下がります。 ユニコーンオーバーロードは、リアルタイムストラテジーっぽいシミュレーションRPGです。どの仲間でパーティーを組むか自分で決めて、そのパーティーを何組も

          ヴァニラウェアが10年かけて作った「ユニコーンオーバーロード」が面白い

          トップアスリートが考えるリラックスの重要性

          最近は、世界で活躍するようなスポーツ選手やそのトレーナーたちが「リラックス」について言及しているのをよく見るようになったなと思います。ひたすら筋トレで鍛えまくって体をムキムキに…という時代ではないのかもしれません。 ボクシングの井上尚弥選手のトレーナーは実の父親ですが、練習でも試合でも「尚、力むな」「上半身をリラックスさせて」などとよく声がけをすると本人たちが語っていました。井上尚弥選手の「打たせずに、打つ」というボクシングスタイルを実現する上ではリラックスは欠かせないよう

          トップアスリートが考えるリラックスの重要性