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10minutes38seconds

in the Strange World by Elif Shafak.
Booker Prizeにノミネートされたトルコ系イギリス人作家エリフ シャファクの代表作です。

中東を舞台にしたお話が読みたくて、こちらにしました。日本語訳は[レイラの最後の10分38秒]というタイトルです。

娼婦のレイラは殺されて、ゴミ箱に捨てられます。
といきなり衝撃。舞台はトルコ🇹🇷。
彼女の身体は止まっても、心、記憶だけは生きている。10分38秒の間に彼女は人生を振り返ります。彼女の人生は辛いことの連続。。その中で彼女を支えた、彼女に支えられた5人のお友達の過去も語られます。
後半は彼女のお友達がレイラを探して、、、。

彼女の作品は私のような日本で育った感覚からみるとなかなか受け入れ難いような文化背景、暮らしぶりなどを知る事ができ、尊厳、Identity、女性の不平等さなど考えさせられました。(小児性愛、性的暴力にのシーンがあるので注意を。)

自分の知らない世界や文化を本を通じて感じてみることってやっぱり大切だなと感じました。ちなみに、彼女の本は2冊めですが、個人的にはThe Island of Missing Treesnの方が好きです。


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