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⭐️心の学び:自分の立ち位置はどこか

「平らな低地に安住するな。高すぎる山によじ登るな。この世のながめが絶景なのは、中くらいの高さから見たとき。」
とニーチェはこういうが、それをそうだと実感するにはたくさんの挑戦と失敗が要る。

この話は真実なのだが、「自分は特別である」という心理は、経験を通さないと納得しないようだ。

「中くらい」というのは簡単なようでいて難しい。
自己憐憫で低地に向かい、自己顕示欲でよじ登ろうとするからだ。

本当の自分に出会えた時にやっと「中くらい」の位置にとどまるのだろう。

しかし、そのことに自身は気づいていないかもしれない。

足掻いても足掻いても「中くらい」に戻るということもあり得る。山が高すぎるからだ。

低地にとどまると、こんどは「中くらい」にまであがることが難しい。

どれくらいが「中くらい」かは誰も教えはしない。経験の数で決まるはずだ。

自分の立ち位置は、目指すべき位置ではなく安住する位置だからだろう。


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