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恋は"盲目"じゃない、"深く知ること"だと思う 〜ナオ編 エピソード⑧〜

今回でなおとの渾身の別れは3度目となる。 
(5月31日で別れる。前回のエピソード⑦参照)
出会ってたった3、4ヶ月の出来事なのに目まぐるしく感情が揺れ動き、その度に私は本気で悩み苦しみ、そしていつも今生の別れとばかりに真剣に自分の気持ちに区切りをつけようとしていた。

2018年6月の出来事(前半)👇

この月は珍しくセキララな感想を綴った思いのままの日記があまり残されていない。
しかし、相変わらず恋愛は忙しく続けており、出来事だけは簡単にもしっかり手帳にメモされている。
感想が含まれた日記が少ないのは、
なおに対する気持ちよりも心を動かされる大きな出来事がなかったからだと思われる…。

6月2日(土)
河西さんとランチ。
カフェオーシャン愛知にて。海ではしゃぐ。
そのあと焼肉からの河西さんちで泊まり。
セックス。まさかの展開すぎて…😧
遊んでる西海岸系のおじさま、初体験。
CHANELの香水がほのかに香るダウンライトのウッディなおしゃれな部屋やった。。
手を出してきながら、私の淡白な反応を見て
「愛のあるセックスじゃないと虚しい...」
と言っていた。既婚歴ありの独身男性。
再び恋人を求めてる模様。
コテコテの関西人。
(河西さんとは仕事でお客様として知り合い、
この日が初めてのデート)

6月6日(水)
ゆうとRADのライブ。
日本ガイシホールにて18時より。
RADはお互い大好きなので
めちゃめちゃ盛り上がる!!✨
余韻が冷めやらない。
私の家でRAD祭りライブDVD鑑賞会。

6月8日(金)
河西さんとごはん。新栄の麒麟屋。
どうやら彼は最近大阪から名古屋に転勤してきたようで、名古屋初心者。
名古屋の美味しい居酒屋を私が案内した。
麒麟屋は雰囲気抜群で味も抜群💯の
お気に入りの沖縄料理店‼︎
(元カレとの思い出の場所)
その後カーセックス。
ちゅーしまくりいちゃいちゃしまくり。
車内血まみれにしてごめん。
ほんまグロかった。生理中のエッチはダメ!
我慢できへんって言われて、
向こうから手出してきて、好きになりそうって。かわいいよって。
ただ歳が離れすぎてて、体裁気にしてまうって。年齢の割には見た目は若いんやろうけど、20以上確実に離れてると思うと、たしかに。

6月9日(土)
用事があって元カレと久々に会う。
今年3月別れて以来初。
イタリアンでランチして、用事済ませた後、
一緒に買い物して、結局夜まで過ごした。
もちろん泊まりは拒否して帰す。
でも、元カレと過ごすと、
ゆうがつまらなく思えてくる。
元カレに比べたら全然楽しくないもの。
元カレは色んなジャンルに精通しているので
常に話題豊富で話が面白い!
話してる分には楽しいんやけど、
だからと言って元カレと友達に戻るつもりは全くない。そんなのは絶対に無理。
一度完全に気持ちが冷めて別れた男と
セックスするってこともありえない!
手を出そうとしてくる元カレには
嫌悪感しか抱かなかった。。。

あぁ、最近結局しょーもない。
寂しいってことが周りに伝わってしまうから
出会いが自然とあるだけで、
その出会いの中にときめきはないのかも。

なおのことも今はもうどーでもいい!
かなりさめてきた。

6月10日(日)
ゆうといるの飽きてきたって思いながらも
暇さえあればゆうと過ごしてる。
ゆうと栄にラクレットチーズ食べに来た。
その後センパで買い物♪

6月15日(金)
河西さんとデート3回目。
大阪に持ち家があるらしく、
大阪・神戸デートに連れられる。
深夜0時から営業開始の「大吉」っていう
有名な天ぷら屋さんで夜食。めちゃうま♡
米粉油やから太らんらしい。それは嘘w
その日は大阪の家に泊まるもセックス拒否!
なんとなく、もう河西さんとはしたくなかった。曖昧な関係のままの遊びは今は求めてない。
誰かの絶対的な存在になりたかった。

6月16日(土)
河西さんと神戸デート。
めちゃくちゃオシャレすぎて
ドレスコードいるんじゃないかってお店に
ランチに連れてかれた。常連らしい😳
ここは結婚式会場かな?笑

「お前が他の男と来るのは嫌やから
場所も名前も教えやん!」
結局ほんとに場所も名前も分からぬまま
フルコースフレンチ堪能。

そこから河西さん完全プロデュースな形で
掘り出し物のヴィンテージの洋服やバッグ、アクセサリーが置いてある路地にあるお店を巡り、FENDIや PRADAなどハイブランドのお店も巡りながら彼は最新のトレンドをくまなくチェックしていた。
知識はバイヤー並に豊富で私に紹介しながらも彼本人が1番楽しんでたw すんごい好きなんやなってビンビン伝わる!何者w
しかもレディースハイブランドが大好きらしく詳しすぎワロタw
このおじさまと神戸の雰囲気のおかげでだいぶ感化されて洗練を受け、これを機に今後私も一皮剥けたオシャレ志向になることになるのだった。
(かと言って最新のトレンドのハイブランドよりもヴィンテージや古着を取り入れたファッションの方が断然好き!)

そーいや、なおもガチガチのアパレル出身で
自身がストリート系のモデルやるくらいの
オシャレモンスターやから、
もっとオシャレでいてなおにつり合う女に
なろうと影響受けたのはある。
元々私も服はかなり好きやったけど
河西さんとなおの影響でこの時期は特にオシャレに目覚めた時期だった。
特にハイブランドにはほとんどと言っていいほど興味なかったのに、2人から知識を一方的にすりこまれたせいでやたらと関心を持ってしまい憧れ抱くようになった。
(27歳今の私からして見れば、ハイブランドは半分信仰宗教やと思ってる)

感化はされたものの
結局河西さんもなおも2人は共通して
自己陶酔の傾向があったように思う。

河西さんは、
好きな女には絶対プラダのバッグ持たせる、バッグはプラダが1番!とか言う持論展開しとるし、さらにティファニー愛好家らしく自身もコレクターで、彼女になった女性たちには必ずTiffanyの指輪を一度はプレゼントしてきたらしいw さすが経験値の高いお金持ちなおじさまはひとあじ違う(笑)
私は、へぇ〜😳✨すごいんですね!
くらいで聞き流していたけど。笑
もしかしてそれが私へのアピールやったのもしれないが、当時の私には自慢話としか聞こえなくてちょっとイライラしてた😇笑

一方なおもなおで
全身Diorのドレス着た女とセックスするのが好きとか何とか、かつての派手な私生活と
女たらしぶりを何かと語ってたが、
そういう話は全部自慢話にしか聞こえず
こちらにどういう反応を求めてるのか
何が言いたいのか皆目検討つかず、
話しててほんと疲れることが多かった😇

過去の武勇伝を話したがりで
プライドの高い男はまじで面倒くさい🙄笑

自身の過去の華やかな栄光話は
今目の前にいる女(私)に対して
全然"口説き"にはなってないし、
私にそれを伝えて何を得たかったのか
結局よく分からない🤔

まぁそうやって冷静になると
思うところが沸き起こるのだけど、
恋はまさに盲目といったもの。
それもひっくるめて、好きでいてしまう
自分がいた。

でも、そういう世間一般的に
"明らかにやめといた方がいい地雷男" の
性格には盲目だったかもしれないけど、
その人のことを好きでいる時って
その人の好きなところ、良いところ
無限に挙げることができてしまう。

それはつまり、その人の深いところの
本質を見抜いているからこそ、
地雷部分の中にあるもっと深い真髄までも
悟って理解して、全てひっくるめて
愛してしまっているんじゃないかって
思うんだなぁ。

でも恋は幻覚であり魔法🧙‍♂️だから、
いつか覚めた時にはもう
その"深いところ"は見えなくなっている。

意図して見ようと努力しないと
普通は見れないところだから。

そう思うと"恋愛"の力ってすごい…‼︎

その人の悪いところももちろん
重々承知な上で受け入れた上で、
全てを愛してしまっているんだから。

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