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彼女が行き詰まるとすぐ険しい山に登るカップルの話

こちらの記事で「ちょっくら山に登ってきた」と言っていましたが、その話をします。

人生に何かしらの行き詰まりを感じると、すぐ険しい参道(山道)の寺社仏閣に登ろうとする癖(ヘキ)のあるわたくし。
現在のパートナーと付き合ってからは、2人で登るようになりました。

今回は雲南ケーブルテレビでたまたま見た「生山(いきやま)神社」(島根県雲南市大東町・久野)へ参りました。
なお、鳥取県日南町にあります「生山(しょうやま)神社」とは別物であります。
字は同じ。

この山です

上のほうに岩肌が見えますよね。
この下に神社があります(屋根がちょっとだけ見える)。

元は生山城址(いきやまじょうあと)がメインのようなのですが、神社から城址(山頂)までの道がかなり険しいと前情報で知ったので、最初から城は諦めることに。

入り口は鳥居と石段があり、なんとなくちゃんと登れそうな雰囲気をかもし出していますが、

参道(山道)は基本こんな感じです。
これはまだ道に見えるけど、それは安全に撮影できる場所で撮ったからであって、まじでどこ登ったらいいかわからん道もありました。

険しい参道の神社はだいたい手すり(柵)かロープか鎖などが用意してあるんですけど、ここは無いです。

ただどうもけっこう登っている人がいるようで、人が踏みしめた道は土がしっかりしていました。そうでない道にうっかりズレた場合は、ものすごく土が脆かったです。その気になれば坂道を滑落できます。

写真に撮るのを忘れましたが、お社の近くには鉄骨系の人工物がありました。
それ以外はただひたすらぐにゃぐにゃした獣道を登ります。

無心で登っていくと、突然岩肌が見えて神社に着きます。

神社の所からものすごくいい景色が見渡せます。素敵でした。

お社の後ろはすぐ岩壁です。
なぜこんな所に建てたのかはわかりませんでした。

そしてここに辿り着いた途端、急に雨が降ってきました。

以前、私は別の神社でも到着した途端に雨が降るという経験をしており、神社巡りが好きな知人に聞いたら「雨は神様からの歓迎の印だと思いますよ」と言われたんですよね。

その後、よりスピリチュアルに詳しい友人・ほしみん(漫画家占い師)に聞いたところ「龍神様とか、水系の神様を祀っている所にお参りした時に雨が降ったら、歓迎の印だと思う」とのこと。

下山してから調べてみたら、ここに祀られているのはタケミナカタ(建御名方神)でした。出雲大社に祀られているオオクニヌシ(大国主命)の子ですね。

諏訪大社の祭神で、諏訪湖の水神なんだとか。
ということは到着した時の雨は、やはり歓迎の雨だったのでしょうか。

(私はスピリチュアルに傾倒しすぎて現実逃避している人は苦手ですが、理屈で説明できない事象が存在するのは面白いと思っている中間種の人間です)

そしてタケミナカタはタケミカヅチの命に屈さず力比べを挑んだという逸話から、“劣勢の状況でも容易には屈しない、強い武威を示す神”としてのちの戦国武将から崇敬されていたそうです。

↓こちらの記事参照

敗けて諏訪の地に逃げてしまった神様ではありますが、ちょうど私もこの山を登る時にいろいろと劣勢にあると思って悩んでいたので、そういう逸話のある神様に歓迎されたのだとしたら嬉しいですね。

* * *

私は謎に大木や岩山が好きな人間で、山に登るといつも元気が出ます。
険しい山のほうが元気が出るので、友人からつけられたあだ名が「山伏(やまぶし)」です。

今回の生山神社は私が行きたいと言ったわけではなく、グルグル悩んでいる私を見かねてか、パートナーが「行こう」と言って連れてきてくれた所でした。
(彼も子どものころ山でばかり遊んでいたので山が好きらしい)

そういう人をパートナーにできてよかったなあ、と思います。

なお、前にパートナーと登った三徳山の話はこちらの記事に書いています。
 ↓

これは2回目の話なので、1回目に三徳山へ登った時の話は、今週末の関西コミティア70で出す「おじねん4」に収録されていますよ。

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その前に「韓竈(からかま)神社」へ登った時の話はたしかおじねん3に収録されていたはず。こちらもよろしくお願いします!
(おじねん3は電子版もあります↓)

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最後は思いくそ宣伝になりましたが、本当に最近「彼がいてくれて良かったなあ」と思うことが多く、そんな彼と私とのすったもんだを描き綴ったこの漫画も色々な人に気づきや励みや面白さを与えているらしいということで、もっといろんな人に読んでもらえるといいなと思ったのでした。

では本日はこの辺で。ごきげんよう、さようなら。

◎関西コミティア70の詳細やお品書きはこちらをご覧くださいね↓


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