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異年齢・少人数 で Co-Learningを

"Co-Learning" とは "相互交流学習" の事。それを行うために、大切にしているのはコミュニケーションの環境です。
 ・間違ってはいけない
 ・何かを言ってはいけない(配慮は必要)
 ・この言い方でないといけない
などの制限をできる限り設けない環境かつ、そこに気持ちの安心・安全が存在している事。そうした中からグループ学習の良い所はうまれます。
そのような空間で疑問や質問を発言したり、解決することは個人の英語のハードルを下げる事にもつながります。

アカデミックパリンドロムスは、テスト対策のための学習をベースとしていないので、年齢によるクラス分けや成績による座席順は存在しませんし、みんなが前の黒板を向いて授業を受けるスタイルでもありません。
アカデミックパリンドロムスの役割は、小6から中2の子ども達が、自分やお互いのためにアウトプットをどう構築できるようにするかを常に考えることです。


自信へつながるグループ型学習とその効果


 ・他人の質問が自分の質問にもなる

One question for all, all questions for one.
(1つの質問はすべての人に、すべての質問は1人のために)

は、ラグビーの精神から拝借したアカデミックパリンドロムスの考えの一つでもあります。
子どもの英語のレベルが違うので、質問の質も当然変わってきますが、ただ、どの子から出てくる質問や疑問も、決して他の子にとって無関係な内容ではありません。
 ・自分は思いもつかなった質問が他の子から飛び出す
 ・下の子から出た質問に上の子が答えられない
 ・何となくわかっているつもりになっているだけ
など、1つの質問はすべての人に、すべての質問は1人のためになるのです。
そこにまた新たなコミュニケーションが生まれ、貴重なアウトプットの時間が始まります。


 ・子ども同士が教えあうことで、共に学ぶ空間

アウトプットの学習時間に日記などの自由作文をすることがありますが、実はその時に他人が書いた文が参考になったりします。
勉強は一人で黙々とやる事が一般的ですが、使う表現が偏りがちになったり、考えに負荷をかけないリスクの少ないやり方を選んだりしがちになります。
他にも、「英単語言葉当てクイズ」なるものを授業でやったりします。
 1.出題者が単語1つをお題として決める
 2.その単語についての情報をヒントとして回答者に与える
 3.回答者が答えがわかったら発表する
という流れです。
この学習の趣旨は「授業内容例(編集中)」に記すとして、こういったクイズも、子ども達の誰かが問題を作り、他の誰かが答えるということが可能です。
自分で単語を選ぶ。
難しすぎても、簡単すぎてもつまらない。生活に無関係すぎると相手が答えがわからない・・・など、先生がテストを作る時と感覚が似てくるかもしれませんね。
何より仲間と一緒に学習する環境が学びの刺激になります。

 ・誰かが何かを知らないのは当たり前
 ・誰かが人よりも何かについてたくさん知っているのも当たり前

イエナプラン教育より

そんな時、積極的に教えあって、アウトプットの機会を作っていきます。
学習の定着率もあがり、先生から一方的に教わる勉強的内容ではなく、コミュニケーションを通した自分事の学習へと変化していきます。


 ・自分たちの作業ができる時間

Learning of the children, by the children, for the children.
(子どもの、子どもによる、子どものための学習)

今度は、アメリカ合衆国 第16代大統領 Abraham, Lincoln の名言 ・・・・
を借りしました。

アクティブラーニングという学びの手法にもありますが、一つの作業を分担する学びのやり方があります。英語の文章も、
 1.分担の仕方や文章の量を自分たちで決める
 2.長文を分担して訳す
 3.後からつなぎ合わせて補正する
こうして進めるとちょっとした責任感も生まれてくるものです。
習っていない文法が出てきたらどうするか?
 ・知っている人が教えればいいし
 ・自分で調べればいいし
 ・知ってそうな人に聞いてもいい
他にもあるかもしれませんが、それも自分たちで考えます。

たまに唐突に開催される辞書引き大会(授業内容例参照(編集中))、誰かが1発で目当ての単語を引き当てられるか?という内容ですが、そんな時間も一人でやるより盛り上がる時間です。他の子と時間を共有します。
盛り上がりますが、子ども達は決してふざけているわけではなく真剣です。
一発で引ければ嬉しいし、あと1ページ足りなかったりすると悔しい。
そんな感情を出すこともアウトプットです。
「子ども達の、子ども達による、子ども達のための学習」時間を作ることを大切に考えます。


 

自分事学習じぶんごとがくしゅう ~自信へつながるグループ型学習の効果


アカデミックパリンドロムスは
「自信をもって 生きていける 人を育てる 英語塾」
です
自信を持てるようになるには、自らでどうにかできる能力を身に着ける事。
つまり学習そのものも "自分事" である必要があります。
自分事学習じぶんごとがくしゅう」です。
人を頼るなということではなく、周りの人を含めて行動する自分の選択肢 (引き出し) にできるかどうか?という事。
グループ型学習でその選択肢を持てるようになることで、少しずつ少しずつ強く堅い自信へとつながっていきます。アカデミックパリンドロムスの役割はそれをサポートすることです。


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