気持ち編。エコとかサスティナブルって言葉に惑わされずに考えて選びたい。

SDGsが採択されてからサスティナブルやエシカル、ゼロウェイストという言葉を度々聞くようになった。

CMや雑誌に商品、関連情報が溢れているからなのか、あの例のカラフルなのがたくさん目に飛び込んでくる。TVを見ていても、スーツのおじ様達を見ても、飛び込んでくる。

それまでは、エコやLOHASという言葉くらいしか聞かなかった気がする。

昔もマイバッグを持とうとエコバッグが激売れした年があったけど浸透せず、売れたはよいが元通りになった。
そして去年、レジ袋が完全に有料化になることでようやくエコバッグが普及した。強制力は時に必要なものだなーなんて思う。

一人ひとりが環境とか資源のことを考えるきっかけが増えているのはよいことだと思っている。
考えざる負えない状況になってしまったとも言えるのかもしれない。

わたし自身も生活が変わったことがひとつの要因ではあるけれど、
自身が出す家庭ごみが多いことが気になって減らすことを考えたり、
世の中はなんて過剰包装でなんでもボトルに入れたがるんだ、と思ったり、
洗剤がもたらす影響を考えて、合成洗剤を使うのを控えたりしている。(洗濯の一部でまだ使用中)

そして心がもやもやするのだ。

まず、環境問題への関心と経済は切っても切れないということだ。

経済は消費だ。

エコバッグをそんなにいっぱい作って、売って、買ってどーすんねん。

タンブラーもあらゆる素材でいっぱい作って安く売ってるけど、どうやって作ってるだろう。加工にどんな溶剤を使ってるんだろう。

おしゃれなサスティナブルグッズのコーナーあるけど、これを作ってる背景はどんなの?とか。

関心が高い=トレンド

のようで、これってどっちがどうなのかわからなくなる。
消費することが悪と思っているわけではない。
わたしもミニマリストではない。
なにもない状態が1番ムダがない状態ではあるけれど、それでは経済が成り立たないし、自身もそれを望んではいない。

だから一人ひとりが言葉に惑わされずに消費するものやことを考えて選ぶ(支持をする)ことが大事だなーと思う。

それから
いろんな角度で考えるということ。

例えばわたし。
合成洗剤を使うのを控えている。食器洗いは布と石鹸で、洗濯も石鹸や酸素系漂白剤だ。しかし、食器を洗う際も泡切れはいいけど冬は水ではなくお湯やぬるま湯を使用する。冷たい水では石けんがいい仕事をしづらいのだ。洗濯も一緒。となれば灯油や電気は使う。(うちの場合ね)

石けんを作る。
自分で作れば自分好みになるし、中身もわかって安心だ。
しかし色々買い揃える。キャリアオイルやエッセンシャルオイル。パッケージは?空き容器の処理方法は?ちゃんと使い切れる?ネットの場合の梱包はどういう状態で届く?
市販品を買えば必要な分だけで無駄がないのでは?
ある角度から見たらエコだと感じても違う角度から見たらうーん…ということはある。

関心があるのでネットやYouTubeで
『サスティナブルな暮らしで買ってよかったもの』とか『エコグッズおすすめベスト10』的なものをみることもあるけど、見ながらうーん…となることもある。

でも自分の生活で大切にしていることは皆必ずある。

私の場合は、コーヒーを淹れるとき。
ステンレスのドリッパーを使えば長く使えてペーパーレスでゴミが出ないとわかっていても、
ペーパードリップでコーヒーが飲みたいのだ。
これはゴミが出ようが譲れないわけだ。
だからそれ以外のことで何かしようと思える。

それぞれの生活と嗜好があるのだ。
だから考えて選ぶ。
完璧ではないけど、心のもやもやと相談しながらそのときにいいと思える方を選んで実践していきたいと思う。

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