育休取ってから半年たった感想
早いもので育休を取得してから半年が経ちました。家族が一人増えたことで、親になったことでいろいろ変わったこともあるので今までの振り返り的なものを書き残しておこうと思います。
家族が一人増えた
感動よりも痛々しさで泣けた出産立ち会い
長男が初めて産まれました。帝王切開での出産で予定出産だったため急に病院に運ばれてみたいな慌ただしさはなく、前日に奥さんが入院しました。当日はさすがに手術室までは入らず、待合室で感動の対面を待っていました。
「帝王切開なんて5人に一人はなるらしいよ」みたいなことを奥さんは言っていましたが親知らず抜くだけでとんでもない恐怖を抱いた私には想像もできないようなこわさだったろうにと今でも思います。自然分娩だって怖いだろうし想像できないほどの痛みがあるんだろうと思いますがやっぱり腹を切るのかと思うと、、こわいですよね。
もし帝王切開が決まったら旦那さんたちは奥さんに寄り添ってあげてくださいね。帝王切開だと手術扱いになりお金の面で少し得をするらしいのですが、奥さんの職場では「やったじゃん!お金浮くねー」みたいなことを言われたらしいです。本人は対して気にしてない様子でしたが「いやいやいや、腹切るのにやったなんて思えないわ」みたいな気持ちになったので。
手術前に奥さんと合流して手術室前で別れる時、怖さと緊張で私の方が吐きそうでした。30分くらいで終わると言われ「え、そんなに早いの?」と半信半疑で聞きながら待合室でひたすら時計と見つめ合っていました。
「泣き声とか聞こえるのか?さすがに聞こえないか?」とか思ってわかんないけど泣き声が聞こえるかもしれないと思い全神経を耳に集中させていたら外から声をかけられ待合室を出たらそこに息子がいました。なんてこった
もっと感動とかするのかなと思っていたけどよくわかんないケースに浅黒い姿でいた息子を見て、どうリアクションしたらいいんだと思いながらもとりあえず報告用の写真だけとらさせていただいてあとから出てくるであろう奥さんを待合室で待ちました。
しかし、一向に出てこない。手術自体は30分くらいと言っていたのに全然出てこない。リアルに最悪のケースまで考えてしまって、無宗教の私ですがなんでもいいから無事に出てきてくれと願ったくらいでした。
そして、ようやく出てきた奥さんは満身創痍な表情で出てきて涙を流しました。ああ、感動したんだなと一瞬思ったのですが、痛くて泣いてるのかもしれないと思い何て声をかけたものかと思っていたら奥さんが「痛み止め打ったんですよね・・・?」と看護師さんに聞いていたのでああ、めちゃくちゃ痛いんだなと察しました。
後から聞いたら、後陣痛というもので息子を取り出してすぐに激痛だったそうで痛み止めで意識もうろうとしてたら手術が終わり叩き起こされてまた激痛が来たとこだったと言ってました。ホントお疲れ様です。。
コロッケそば
その後、息子は酸素が少し足りない状態で説明があるから待っててくれということで少し待っていると担当の小児科医の方が来て症状を説明してくれました。とりあえず問題はなさそう。ただ、奥さんが熱も出ていて朦朧としていてとても今日一日は話をできる状態ではないとのことで説明が終わったらまっすぐお家に帰りました。
昼ごはんを食べ損ねていたので最寄り駅の立ち食い蕎麦屋に入り食べた350円のコロッケそばは死ぬほど美味しかった。あらゆるものに感謝をしながら食しました。ああ、また食べたいな、コロッケそば
初めて触れようやく感動
まだコロナ対応中の中での出産だったため退院するまでは奥さんにも息子にも会うことはできずビデオ通話したりもしましたが退院までの10日くらいは家でひたすら息子を迎える準備をしていました。
ちなみに、わたしは出産と同時に育児休暇を取得する予定で、予定出産でもあったため流れるよに育児休暇に入りました。育児休暇取得して最初の10日間くらいは誰もいない家でお留守番状態になるので育児休暇を取るタイミングには注意してください。
退院当日、病院からうちまでの間、一度も泣くことなくお家まで帰ってくることができ、初めて抱っこしたときの軽さと、小ささと、ああこの小さいのが私の息子かという感動が押し寄せてきたような気がします。よかった、ようやく感動できた
育児は思っていた3倍くらい大変
我が家では初日からシフト制育児を採用したので、基本的には夜は私が見て、日中は奥さんが見る育児スタイルを採用しました。寝れないことが1番避けたいと思っていてのシフト制育児の採用だったので二人とも睡眠時間自体は一応確保でき、日中二人で見る時間もあり、ワンオペ帯に寝てくれていれば一人の時間もできていい感じにできていました。
ただ、思ったようにいかないのが育児であり昨日まではいい子に寝てくれていても原因不明のギャン泣きにあったり、ミルクの量に悩んだり、深夜の泣き声は近所迷惑なんじゃないかとあたふたしたり、ちゃんと大変でした。
何気に1番おむつ交換ちゃんとできるか心配していたのですがまあ何回かやれば気にならず全然問題なかったです。自分の子供といえどもいきなりできるか意外と心配じゃないでしょうか?意外とできます、大丈夫です。
あと、泣き声の大きさが成長とともに記録更新してきます。
やることが多い
あとは子供が生まれるととにかくやることが多い。出生の手続きなどはもちろんのこと、お宮参りとか出産祝いの内祝い返したりとか、お食い初めとか、保育園の見学、申請だったり。わたしはこういう予定を考えるのがとても苦手なので正直しんどかった。。先の予定立てるのが嫌なんだよな。。タスクを溜めたくない派。こういった考え事もかなりストレスなのでできるなら夫婦二人で決めていけるといいですね。私はnotionでやることリストとタイムラインみたいなのを作って奥さんと共有しました。あんまり、機能してなかったけど
手続きも多い
帝王切開での出産だったため、高額療養費制度の申請だったり、加入していた保険の申請だったり、出生関係の役所のてつづきだったり、私は都内済みなので東京都独自のもろもろの制度の申請だったり、保育園の見学が近づいてきたら保育園の見学申請したり。お金のことも結構多いのであんまり適当にもできず、ここら辺も片っ端から調べてnotionにまとめて奥さんと共有しました。あんまり機能してなかったけど。
そして、考えることも多い
最近、保育園の見学なんか行くと保育園によって教育理念みたいなのが微妙に異なっていたり、遊び方が違かったりして子供にどんな教育を与えてあげればいいんだろうと考えたりします。将来のことを考え、少しでも選択肢が増え、やりたいと思ったことができるような教育を受けさせてあげたいとか考え出すとやっぱり英語はできた方がいいんじゃとか考えだして、保育園飛び越して小学校や中学、高校くらいのことまで考え出してしまってアカンアカンとなった
あとは今賃貸に住んでいるけど家族が増えるとどうしてももう少し広い家がいいなとか、近所迷惑にならないだろうかと考え引っ越しを考えていてずっと賃貸でいい派だったけどある程度の広さの賃貸を探すとそんなに都内だとなくて、それなら家買った方がいいんじゃないかとか居住に関しても最近悩んだりしてます
仕事から長期間離れるこわさ
わたしは1年の長期休暇の申請をしました。当然職場から一年も離れるのでいろんなものから置いてかれてしまうんじゃないかという不安もありました。ただ、私はエンジニアという職業のため現場から離れるなら離れるで個人的に技術書を読み漁ったり、個人的にコード書いたりとできることも多いのでまあ大丈夫かなと思ってました。
以外とやりたいことができない
深夜帯は寝ている間は完全に一人の時間なので技術書を読んだりプログラムを書いたりしていました。深夜のシフト前まではちゃんと睡眠をとっていましたが、全然眠いです。なんなら8時間寝たはずなのに眠いです。基本的に24時間ずっと眠い体質ではあるので眠くならないように立ったまま本を読んだり、パソコンをいじったりしていました。
あとは、だいたいシフト中に2-3回ミルクを作ってた気がしますがミルクをあげたあとおむつ変えたり、寝かしつけしたりで体感30分くらいしか集中してできなかったような気がします。
なので、寝る時間を削ってやったりもしてたんですがそうするとシフト中と日中の眠気が倍増し、最終的にふらふらで使い物にならなくなったのでちゃんと寝た方がいいです。睡眠大事
これを読んでいる方ももしかしたら育休中にスキルアップをしようと考えていたり、何かやろうとしている人がいるかもしれませんがほどほどに考えていた方がいいと思います。あんまり意気込んでいると思ったようにできないことにストレスを感じてしまい、せっかくの我が子との時間を楽しく過ごせなくなってしまいます。(わたしがそうでした)
3カ月すぎたくらいでシフト制もやめたのでより一人でパソコンいじる時間がなくなったりもしましたが、最近外に出るハードルも低くなってきていろいろ出かけられるようにもなったので今だけの家族の時間をなるべく大事にしようと思っています。
こんなにゆったりと日々を過ごせるのも今のうちなので。終わりが近づいてくるとより思います。
仕事に戻りたいけど戻りたくない
とはいえかれこれ半年も家に二人でこもっているとケンカすることもありますし、そろそろ仕事に戻りたいなーという気分になってくる。Xを見ていても同じ業界の人たちの活躍が眩しく見えて、落ち込むこともありました。
しかし、半年も休んでいると仕事したくない感もあり、一年きっかり休みたいなーという怠け心も出てきてしまうのです。旅行などもいけるようになってきたため旅行に行ったりと働いていたらできないことを後悔ないように全部やったほうがいいんじゃないかという気持ちもあるのです。
世界の見え方が変わる
これはみんな体感することだと思いますが、子供ができると今までと見る視点が変わり、子供中心の視点に変わります。
とりあえず、出かけるときはおむつ台があるかですし、授乳室はあるのかとか、電車乗る時もエレベーター使わないと行けないし。そうすると、この駅はここにエレベーターがあるんだとか、この店は子連れでも入れるんだとかそんな感じで今まで全然気にならなかったものが見えてくる。
服を買いに行っても自分達のよりも子供の服見てしまう。なんで子供服ってあんなにかわいいんでしょうね
あと、私は子供は嫌いではなかったのですが接し方がまったくわからなかったので苦手でした。自分の子供なら可愛がれるかなと不安でしたがそれは大丈夫でした。めちゃくちゃかわいいです。ただ、自分の子供だけでなく外で見かけるよその子供たちもめちゃくちゃ可愛く見え、とても微笑ましい。何て尊いんだろう、ああ、世界は今日も平和だくらいに思います。
まだ、自分の子供よりも月齢が上の子との接し方はよくわかりませんがこの尊い子供たちが健やかに育てるような世界になればいいなと思います。
そして、出産という偉業を成し遂げた世のママたちを尊敬します。
まとめ
一応ハーフバースデーという節目だったので雑に思ったことを書いてみました。書いてて思いましたがやっぱり子育ては単純に育児だけでなく手続きや調べごと、考えることなどたくさんあり一人では完全にキャパオーバーなので二人育休は必須だと感じました。一方、育休をとったらとったで仕事から離れる心理的不安なんかもあり大変な面も増えるなと思います。
ただ、こんなに穏やかな時間を家族と過ごせるのは本当にこの育休期間だけだと思うので育休取得するお父さんたちが少しでも増えればいいなと思います。
今回は以上です🐼
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