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疲労の中医学

「昔はこんなことなかったのにな、、、」と言うものの一つに、寝ても取れない疲れがあります。えぇ、私だけではないはずです。寝たら回復できてたのに、最近では疲れが取れない。なんなら日々疲れてる。。なんてことも。

もちろん私の場合夜ふかしがその大きな要因の一つですが、中医学からみた、「疲れやすいタイプ」は大きく分けて7つあります。

①気虚(ききょ/虚弱)
②陽虚(ようきょ/冷え)
③気血不足(きけつぶそく/気虚+血・栄養の不足)
④気陰両虚(きいんりょうきょ/気虚+体液不足)

⑤肝気鬱結 (ストレス)
⑥湿阻気機(しっそきき/余分な水分の停滞)
⑦湿熱壅滞(しつねつようたい/余分な水分と熱の停滞)

①〜④は虚証(きょしょう)です。
虚証とは、体に必要なものが足りない状態です。気虚は気が足りないエネルギー不足、陽虚は温める力の陽気が不足した状態、血虚は栄養を運ぶ血が不足してる状態で、陰虚は体液不足です。陽虚は気虚が悪化して、陽虚になります。

⑤〜⑦は実証(じっしょう)の疲労や疲労感です。実証は不要なものが溜まっていたり、巡るべき気血が巡ってない状態です(実証、虚証に、体力云々は中医学では関係ありません)。タイプの違いは対処法の違いですので、自分がどのタイプか見極めて対策してくださいね。


虚証の疲労

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