ぱんだうどん(仮)

全力回転没頭系☆自分が一番治らない医者の、ぱんだうどん(仮)です。 主にFaceboo…

ぱんだうどん(仮)

全力回転没頭系☆自分が一番治らない医者の、ぱんだうどん(仮)です。 主にFacebookで極私的記事をアウトプットしておりますが、なんとなくnoteもやってみたくなって、実験的にトライ&エラー&エトセトラしてみちゃおう。

最近の記事

【月か綺麗ですね】

昨日は亡き夫ぽんの62歳の誕生日だった。そして、私は病院の当直室(せっせと仕事)で、夫ぽんが2015年2月20日の夕方にこの病院の呼吸器内科の個室で亡くなって、もうすぐ十年になるのだなあと思いを馳せる。今日は当直明け外来を終わらせて、娑婆に出る。大学のグラウンドの夕暮れの空に、中秋の名月がぽかりと浮かぶ。思わず自転車で海に向けて走る(三重大学の良いところは、海がすぐ裏手に広がること)。海に光の道ができており、満月の下は一段と深い暗闇だ。 夫の余命を感じていた2014年の私の誕

    • 【ヒーヒー、広島】

      広島は、焼きそばやうどんの入ったキャベツ多めクレープ生地なお好み焼きの妙技に踊らされるのであるが、全部マゼマゼした物で育ってきた私からすると、このミルフィーユのように別々の層が、がっちゃんこされた粉ものを、うまく認識できない。でも、一口食べると魔法にかかり、ついにはそば肉玉、肉玉うどんと召喚し続けるのである。 しかして、だけじゃない広島、汁なし担々麺やホルモン天ぷらと言ったつわものが、控えておるのだ。やられる気しかしない。穴子や牡蠣もうごめくし(今回は登場せず)。 ちょこっと

      • 【大阪はイカンゾウ(胃・肝臓)】

        大阪はラプソディー(狂詩曲)であり、JAZZだ。コロナ禍前は年に数回は訪れていたその記録と、久しぶりに訪れてきた熱量を放出しよう。写真はガチャ割れした湯呑み(三上亮・作)を知人が金継ぎしてくれたもの、銘はスパイダー(蜘蛛)。 2023年4月某日 【下町と呼ぶには、あまりにもダウンタウン】 エイプリールを挟み大阪通天閣のふもとの、「来山(らいざん)南館」→「スパワールド世界の大温泉」に泊まって食い倒れて来た。 前者は西成区にあり、一泊三千円という安さで、女性フロア有りの、トイ

        • 【ここにタッチ!】

          汚部屋を作る秘訣は、物を捨てないことである。ADHDな私は、捨てるべき物を判断できず、溜め込む。そのくせ、失くしてはいけないものを失くす。失くしたものの筆頭は、医師免許証書だ。きっと、アリエッティが持っていってしまったんだろう。何かの時にどこに行ったか分からなくなり、再発行手続きを行った。部屋を整えるには、物のアドレスを決めることが出来、出したらまたそこに戻す能力を要する。しかも、それを継続して行えねばならぬ。電気は暗くなったら点けるが、消すには至れなかったり、扉は開けれども

        【月か綺麗ですね】

          【比良山荘でひらひらり】

          滋賀県にある比良山荘は、月鍋(熊鍋)で有名な料理旅館で、これまで4度程訪れたことがある。冬の熊や猪だけでなく、夏は鮎が旨い。どの季節に訪れても、旬の食材を堪能できるのだ。残念ながら、亡き夫ぽんとは行けていないのだけれど、それを差し置いても善き。写真は滋賀県信楽の巨大狸さん、フグリからのアングル。ああ、我が冷蔵庫や冷凍庫には、思い出が残りがち。 2009年2月某日(まだ独身だった頃) 【くまー!】 雪のふる中、比良山荘へきょうだいで行ってきました。お目当ては猪熊鍋。熊肉は初体

          【比良山荘でひらひらり】

          【ころころころな】

          春の芽吹きに、心踊る。5類感染症規定になったら、どう転がっていくのかなあ。新型コロナウイルスが、我が世にやって来た時の記憶を、ひとつ辿(たど)って置く。 2020年3月某日 【共生共存共依存】 日曜日は天気も良くて、ひとけの少ない公園で、珍しい色の鳥(キビタキかな?)を見かけて、目が合う。桜のつぼみがまもなく開きそうだ。春がぐんぐんと色づき、息を吹きかえしてくる。 ☆ 新型コロナウイルス(無生物だが実存)を現象として考えたとき、人類が活動を休止(一斉に一時停止)している間に

          【ころころころな】

          【金沢で蟹ではなくて、これいかに】

          金沢と言えば、おでん、洋食、寿司と、基本的には認識しており、その体験を記す。 ああ、SST全国経験交流ワークショップが、また対面で開催されて欲しいと願う。SST(social skills training=生活技能訓練)とは、認知行動療法のひとつで、苦労している場面、例えば上司からの飲み会を断る、長電話を切り上げる、雑談に加わる、意見や感想を述べる、遊びに誘うなど、コミュニケーションの場面をロールプレイして、練習するアプローチだ。認知行動療法とはマインドフルネスから暴露療法

          【金沢で蟹ではなくて、これいかに】

          【お伊勢参らば『ちとせ』をかけよ、『ちとせ』かけねば片参り】

          三重県在住であるが、コロナ禍のこの3年間県外旅行が職業柄ままならず、県内の魅力再発見とばかりに、あちこち巡っていた。伊勢神宮にも何度か足を運び、伊勢うどんの食べ比べをした。そして、テレビドラマ「孤独のグルメ」にも登場した『ちとせ』さんへは、必ずと言って良いほど食べに寄った。香川県の讃岐うどん巡りだと『がもううどん』は外せない我が身の、伊勢うどんバージョンだ。日常の延長にある近しい親しい事物は、これから先もずっとあって欲しいと祈ってしまう。 2020年10月某日 【『ちとせ』

          【お伊勢参らば『ちとせ』をかけよ、『ちとせ』かけねば片参り】

          【アロハ!風呂は?】

          たまたま北新地のお寿司屋さんで知り合ったご夫婦の娘さんが、ハワイで挙式をあげると伺い、参列しに行ったことに乗じたハワイの旅行記のようなもの。そろそろ海外旅行に行きたくなる。写真は陶芸作品の風呂蛙&レジンで作ったコロナもどき(共に自作)。 2016年12月某日 【飛べないパンダは、ただのパンダだ~ハワイ旅行・ダイジェスト~】 先週の木曜日夜から今まで、知人の結婚式に参列するためハワイへ行ってきた。 難波の「カレー屋バンバン」にてカレープレートに卵ビンダルと鶏軟骨キーマトッピン

          【アロハ!風呂は?】

          【卵が高いとタコが鳴く】

          物価高の影響は飲食店を直撃するなあ。ふわっと、明石焼を食べに行ったことを思い出す。卵と出汁と浮粉と、ぷりぷりっな蛸で構成された、丸く黄色いそれらを、たぷんとろんと吸い込んで食べた、次々と。お店屋さんたち、みんな元気にしてるかなあ。ほのぼのとした街なかを、それこそ8本足のタコの手を伸ばすかのごとく、片っ端から捕食していったよ。そして、ゲットオンチュー♪ 2020年2月某日 【明石焼きをぞ、食べ比べたらば】 ちゅうちゅうたこかいな、私は急に何を思いついたのか、週末は明石焼きを食

          【卵が高いとタコが鳴く】

          【春を想わなくても、涙が来る(花粉症にて)】

          昨日の日記と、去年の春の記録、数日分。去年の春はまだ祖母は死んでなくて、花粉も少なくて、のほほんと春を享受していた。今年の春は、花粉にノックアウトされている。イモリの額は仲間の作品(くるくるアート)、右側の少女はウクライナの栞(ブックマーク)。つまりは、本紹介も様々に。私の名前も花粉に曝露される。ああ、死にとうない。 2023年3月某日 【花粉症が鍋焼きうどんと共にある】 杉と桧の花粉達に、戯(たわむ)れまみれているのだ。鼻水、喉と皮膚ガサガサ、眼うるうる、カユカユだ。すっ

          【春を想わなくても、涙が来る(花粉症にて)】

          【お前達120点満点や】

          アニメ&漫画「チェーンソーマン」に嵌まりちぎった去年、もしあの登場人物のなかで、私だったら岸辺さんでありたいなあ。そういや、以前、自分や他者の性分を属性などで例えるごっこをやっていたことがあると思い出す。存外と面白いのだ。当事者研究で自己病名を名付けるのに、ちょっと似ている。 2017年7月某日 【天界系と魔界系と人間】 以前から一部知人と盛り上がる話題に、分類するとしたら、天界系か魔界系か、さらにそこでの役割(役職や立場や性質)は?というのがある。それにプラスしてユングの

          【お前達120点満点や】

          【あなたがここに存在したんだ】

          プロフィールにもあるように、私は夫を2015年2月に看取った。肺癌ステージⅣを告げられ、半年間の余命だったが、1年と半年間生き、その間、私は仕事を縮小し、できうる限り夫と共に在り、国内のあちこちをドライブした(私は車の運転ができないから、もっぱらドライバーは夫)。春の桜を見る前に、つくしの息吹の手前で、さようなら、または、次回あの世できっと会う日まで。 夫は15歳年上で、薔薇苗、山野草、切り花クルクマ・シャロームを取り扱う園芸家だった。世界最小(ギネスブックには登録費用がかか

          【あなたがここに存在したんだ】

          【東京は天ぷらと寿司とカレーなのか】

          「東京は夜の七時〜the night is still young〜 」 byピチカート・ファイヴ ♪ トーキョーは夜の七時 ぼんやり TVを観てたら おかしな夢を 見ていた 気がついて 時計を見ると トーキョーは夜の七時 あなたに 逢いに行くのに 朝から ドレスアップした ひと晩中 愛されたい トーキョーは夜の七時 待ち合わせた レストランは もうつぶれて なかった お腹が空いて 死にそうなの 早くあなたに逢いたい ♪ 2015年2月に最愛の夫ぽんが亡くなった。例年は

          【東京は天ぷらと寿司とカレーなのか】

          【沖縄と胃袋、猫だけどワン】

          多分、沖縄がすごく好きなんだ。多分、としか表現できず、断言したくないほどに、愛しているのだろう。亡き夫ぽんは飛行機が嫌いやったから、一緒に行けずじまいだった。ひたすら空腹を満たし続けた、飽くなき愛ゆえ飢えの足跡。あいうえお。 2016年10月某日 【でーじ、まーさんどー(沖縄の方言で、とても、おいしいよの意味)】 Amazonに注文していた「イラスト版・子供のストレスマネジメント・自分で自分を上手に助ける45の練習」伊藤絵美著が届く。コーピングやマインドフルネスを含む認知行

          【沖縄と胃袋、猫だけどワン】

          【玉川温泉の気持ち】

          秋田県田沢湖国立公園内にある玉川温泉。湯治をめぐる小さなひとり旅。 2017年10月某日 【かの玉川温泉・その1~はじめに~】 週末は秋田でデイケア学会が開催され、木曜日夜遅くに遠路はるばる訪れた。初・秋田県にして、珍しい郷土料理やら何やら食べちぎる。恋い焦がれてきた、なまはげも見に行く。 ・・・など有休もくっつけて満喫していたが、それらの件はまた書き記すとして、日曜日午後、台風の近付くさなか、玉川温泉に行った。二泊三日とってあったのだが、ど真ん中の月曜日が、ばっちり台風の

          【玉川温泉の気持ち】