タイムクラウドのステークホルダー(利害関係者)6分類

先日、とある上場創業社長の方が個別に経営に関して勉強会を開いてくださいました。その中で「ステークホルダー」という言葉が出てきました。

とあるAさんがとある会社のサービスを使いながら従業員として働き、SOだとか株を持っていたとしたらAさんは3種類のステークホルダーを持っているということができ、1人1つというわけでなく複数持てるのがステークホルダーというお話でした。

米経済団体の5分類

ここの記事によると「会社は株主のもの」と思われがちだけど、米経済団体ビジネス・ラウンドテーブルによる2019年の声明においてはそうじゃなくて「顧客」、「従業員」、「サプライヤー」、「コミュニティ」、「株主」の5者のステークホルダー(利害関係者)がいて、株主はこの中の1つにすぎず、株主だけでなく株主以外への価値提供も考えていかなくてはならないとのことです。

ローソンの7分類

ここによるとローソンは下記の7つだそうです。
・お客様
・FC加盟店オーナー
・クルーなどの店舗スタッフ
・お取引先さま
・グループ従業員
・株主・投資家
・地域社会

「従業員」でまとめずに「FC加盟店オーナー」「クルーなどの店舗スタッフ」「グループ従業員」というように分けて考えているようです。

「お客様」を分解したい

ローソンはサービス提供者が「従業員」で収まらないので分割しているように僕たちは「お客様」の部分を分割したいと思いました。

弊社の4つのバリューのうちの1つが「エンドユーザファースト」なんですよね。「エンド」の部分が重要で、「ユーザファースト」だとどうしても決裁者や管理者、機能でいうとレポート機能などに意識がいきがち。
もちろんそこも大切なのですが僕たちは実際に時間記録をする人たち、その人達にとってできるだけ負荷が少ない形で時間を記録して頂く。

お客様:対価を支払って頂ける決裁者様
エンドユーザ:実際に時間記録をしてくださる方

と分けて考えています。

タイムクラウドの6分類

そうして6つのステークホルダーにまとめました。

  1. エンドユーザ

  2. お客様(決裁者)

  3. メンバー

  4. 協力企業(販売、DX、API)

  5. 株主・投資家

  6. 社会

前述の米経済団体の5分類と紐付けると
1と2が顧客で3が従業員、4がサプライヤー、5が株主で6がコミュニティ
にあたるかと思います。
一つずつ僕なりのそれぞれに対する想いを綴っていきます。

1.エンドユーザ

実際にTimeCrowdを使って頂ける方です。
お客様との商談の時に、その課題とTimeCrowdがマッチしていても
実際に現場の方がTimeCrowdを活用頂けないと
費用対効果は発揮できません。

TimeCrowdの短期的な売上だけを考えるなら
エンドユーザよりも次のお客様(決裁者)を優先しがちだけど
ここを一番大切にしたい。

2. お客様(決裁者)

商談し、TimeCrowdの初期構築を進め、課金の意思決定をして頂く方です。
同一人物がお客様(決裁者)でありエンドユーザであることも無くはないですがエンドユーザでないことが大半です。

人数規模が少ないと「ひとまずExcelでいい」となるし
逆に大規模だと「フルスクラッチで開発したい」となりがち。

たしかに要件によってはその通りのこともあるけど
コストメリットと安定性とカスタマイズ性、連携を充実させながら
費用対効果を提供したいと思っています。

3.メンバー

正社員、業務委託など、雇用形態に関わらず
一緒に働いてくれている人みんなをメンバーと呼んでいます。

もともとは受託開発事業がほぼ100%の企業だったので
代表含め全員エンジニア系でしたが
最近はマーケやセールス人員の採用に力を入れています。

特にフィールドセールス!(商談から受注までを担う人)
インサイドセールスまでは一部アウトソースしたりしていますが
商品を熟知してお客様に提案できるフィールドセールスを
今は一番募集しています。

4.協力会社(販売、DX、API)

協力会社。サプライヤー。
僕達も2007年に創業してから受託開発をする中で、発注先の事情まで考慮してくださるお客様、そうでないお客様、いました。
何かしらの完成物を右から左に流すだけなら発注元の態度が良くても悪くてもさほど納品物に影響は出にくいですがソフトウェア開発含むサービス産業になると全然違ってきます。
僕達は協力会社も大切にしていきたい。

限られた自分たちのリソースはできるだけプロダクトとカスタマーサクセスに費やしたいと考えています。
「タイムトラッキング」というのは「DX」という大きな市場の中で
幅広く関わる一方でDXの全てではなくあくまでも一部を担う存在です。
DX支援に関わるパートナー様と組んでいきたいです。

5.株主・投資家

2007年5月に起業してから
2021年3月に初めて資金調達するまでの約14年間、
ずっと自己資本で経営してきました。

そんなに長く自己資本で経営してきたのに
このタイミングでエクイティファイナンスをした理由は
「ユーザ以外の利害関係者を増やしたいから」
です。タイムクラウドという会社が何かしらの理由で経営が達行かなくなった場合、困るのは前述の1〜4のお客様達だと思います。
それ以外にタイムクラウドが倒産したら困る人を増やす方法の1つが
「株主を増やす」ことだと判断しました。

幸い(今の所)素敵な株主に恵まれています。
これからもうまく資本政策しながら
様々なステークホルダーに価値提供していきたいです。

6.社会

以前まで一部の予算がある企業しか得ることができなかったITを、
SaaSなどの出現によりより多くの人が使えるようになってきています。
ChatGPTもそうですが今までできなかったことがもっと可能になってきます。
僕たちは「生きた時間を増やす」というミッションに関わることであればタイムトラッキングだけにとらわれず、あらゆる価値提供を社会に対してしていきたいと思っています。

全てのステークホルダー様へ

まだまだ課題だらけの僕達ですが
15年以上経営してわかったことできるようになったことも
たくさんあります。
できるだけたくさんアウトプットしながら成長していきたいです。
どんな関わり方であっても良いです。
少しでも弊社に興味を持って頂けた方
お気軽にご連絡お待ちしております!

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