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1.結局本は読むけれど、自分で味わって体験し学ぶことのほうが大事

1.結局本は読むけれど、自分で味わって体験し学ぶことのほうが大事

というのは、結局は何事もやってみてこそ実のところを知れるからである。そんなの当たり前だろ!と思われたかもしれないが意外と多くの人が盲点だったりするのだ。

例えば、自己啓発本やら、ビジネス本でも、「自由に生きる」「好きなことだけをして一生食っていく」「フリーランスのススメ」「やめたらいい」など今流行りの本や言葉が現代には溢れかえっている。

その手の本を読んで 、10 代は「ふむふむその著者の言うとおりにいい人生を送れるんだろう」と想いを膨らませ、50 代は「人生甘くないよ。」と批判することもあるだろう。



しかし、私はどちらの考え・思いにも賛同はできない。なぜなら、すべてはやってみて勝負なのだ。10 代が思い描くように“好きなことだけをやって蜜のような人生”とはいいきれない。

私自身もフリーランスに憧れたり、ブロガーに憧れたり、力をつけたくてベンチャー企業で働いたりした。本で読んで興味があることはやってみた。しかし、税金のことや社会保険のことはまったくの無知飛び込み状態であったため、あとから痛手をくらうことになった。社会のしくみや働くことについて考えさせられた。

自由になるというのはすべて自己責任だ。収入も自分の実力が反映される。「勢いだけでなんとかなる」ことも確かにあるのだが、ときにはなんとかできず他人に迷惑をかける可能性もあるのだ。このことを 10 代の人には知ってほしい。一方でこんな私ごときの話を聞いて行動や挑戦に慎重になりすぎるのもよくない。結局はやってみないと自分オリジナルの成功体験も失敗体験も得られないのだから。

つづいて、50 代の「そんな簡単に生きられたら今頃誰も苦労していないよ」というソレである。50 代を例にとっただけなのだが、人生も熟し始めた大人がよくいうセリフである。

私はこの考えにも賛同できない。さきほども述べたとおり、結局はやってみないと“実際のところ“が分からないのである。

「なんだ!話が違ったじゃん!(他人のせいにするのはよくないが)」というのや、「思ったより、楽ショーじゃん!」というのは、やらなければわからない話。

しかし、例の 50 代の大人のセリフはやってもいないのにできないと決めつけて、やりもしないということなのだ。これでは、なんの体験も学びも生まれない。しかし、そう言う人がなぜそう言うのかは説明がつく。それは、自信がないからだ。そもそもできると分かっていればつべこべ言わずに行動するはずだ。だがあいにくその人は、自分と自分の周りにはできないと信じてしまっているのだ。だからその人の周りにはそういう人が周りに集まって、周りにも成功した人がおらず、自分も成功体験をしたことがなく、生で目撃したこともないから架空の天の上の話として、認識してしまっているのだ。どちらにせよ、挑戦する者は失敗し現実を知っても大丈夫そうだ。そうやって体験したり学ぶことが大事であるから。そうしているうちに成功体験も積み重なる。