【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 20.04.2024
日本語訳
2024年4月19日、ロシアはTu-22M3バックファイアC戦略爆撃機を用いた空爆を実行した。おそらくウクライナ南部の目標に対して行われたものと思われる。ウクライナ国防省情報総局の発表によると、同軍は1機の爆撃機を撃墜したとのことで、ウェブ上では、1機のバックファイアが空中で制御不能になり、その後、墜落したことを伝える報告が広く流通した。
ロシア国防省はバックファイア1機が墜落したことを認めており、捜索救助作業が行われていることも認めているが、撃墜されたということは認めていない。だが、S-200 (SA-5)ミサイルが用いられたという報告は正しく、今回の件は、ロシア空軍に対するウクライナの対応が成功したもう一つの事例となった。S-200という兵器システムは、2024年2月23日にロシア軍のA-50メインステイ1機を撃墜した際に用いられたのと同じ兵器システムである可能性が高い。
ウクライナの防空システムによって戦略爆撃機が撃墜されたのは、今回の事例が初めてのことである。現時点で、ロシアがこれまでに少なくとも100機の戦闘用固定翼航空機を失っている可能性は極めて高い。
参考
Tu-22M3の墜落を伝える軍事アナリストのロブ・リー氏のX投稿(動画付) ⬇️
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