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【ご報告】ベビーテックアワードジャパン2020の会期延長と、Withコロナ時代のイベントのあり方について

2日間で約3,000人の来場者という大盛況ぶりを見せた、第1回「保育博」から早10ヶ月。

このたび「保育博 2020」のメインコンテンツのひとつとして開催され、今年も鋭意準備中であった、弊社パパスマイル主催の「BabyTech® Award Japan 2020」ですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大と政府の緊急事態宣言を受け、実施日時の延期を決定しました。


※「BabyTech® Award Japan」とは※
国産ベビーテック商品、ベビーテックサービスを表彰するアワードです。
市場の認知拡大と優れた商品の紹介を目的として、昨年2019年に第1回が開催されました。
初回から25社30商品もの応募がある盛り上がりを見せ、今年は海外アワードとの連携も視野に、さらなるスケールアップを見据えています。


「保育博 2020」と同様、当初の予定であった2020年6月4日~5日から、2020年11月26日~27日への変更となります。

そこで今回は、「BabyTech® Award Japan 2020」を主催するパパスマイル代表の永田哲也に、オンラインでの緊急インタビュー。

日時変更に伴うアワード応募条件の緩和や、Withコロナ時代に適応してアップデートされるいくつかのポイントなど、今後の取り組みについて話してもらいました。

(聞き手:パパスマイルBLOG編集長 藤本けんたろう)


締め切り日時、応募条件を変更します

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━━まずは、開催日時の変更によって変わる、アワードへの応募条件について教えてください。

永田:まず1つ目は、アワードへのエントリーについて、もともとの締め切り日だった4月28日から6月30日へと延長します。背景としては2つあって、1つ目がこの緊急事態宣言下での、商品サンプルを発送するための出社や配送の際の感染リスクを避けてもらうためです。

当初は、デバイス機器のサンプルを送ってもらうことをやめて、エントリー資料のみで審査させてもらうことも案として考えました。しかし、「ベビーテック商品をしっかり評価し、安全安心で将来性のある商品を皆さんにお伝えする」という「BabyTech® Award Japan」の存在意義を考えたときに、やはりサンプル機器という実物もふまえて、できる限り正確な審査をすることが信頼に足るアワードとして必要です。

とは言え、いまの状況でサンプルを送っていただくのは、エントリー企業の方々の出社を促すことにつながりかねません。そこで、エントリー企業の方々や、配送業に従事されている方々の安全を考慮して、エントリー期間を6月末日まで延期し、サンプルの送付は7月7日までお待ちする形にしました。

━━2つ目の背景はなんですか?

永田:エントリーの締め切り日を変更した2つ目の理由は、在宅勤務が進んでいることにより、参加される企業の方々が「BabyTech® Award Japan」に応募する稟議を社内で通すのに、普段より時間がかかっていることです。

エントリーを予定されている企業の方から「稟議を通すのにあと2週間以上かかりそうなんですけど、受付期間を延期してもらえないですか?」といった問い合わせもいただいたので、そういった要望に対応して締め切り日を延期することにしました。

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━━では「エントリー期間の延長」以外の、応募条件の変更点はありますか?

永田:2つ目の変更点は、エントリー可能な商品・サービスの条件を緩和します。もともと審査中は正式リリース版でなくても応募可能としていますが、会期が延長になるため応募可能なサービスのリリース予定時期もこれに合わせて延長されます。

アプリ・webサービス系のものは、2020年10月末までにリリースされていればOKです。デバイス系の商品に関しては、2020年内に発売予定で、7月7日のサンプル提出期限までにプロトタイプを送っていただくか、プロトタイプのデモ映像をご提出いただければ、OKという形にします。

基本的にはアワード開催日時の延期に伴う緩和なのですが、デバイス系の商品の大幅な緩和については、海外の生産拠点で商品の製造や部品の調達を行なっている企業さんへの対応です。特にやっぱり、中国ですね。

彼の国の流行ピークは過ぎたとの報道もありますけど、どこまで安心してよいのかは現状分からないですし、人の交流が戻ることで第2波が来るおそれもあると思っています。

世界的にサプライチェーンが不安定ないまの状況を考慮して、エントリー可能なデバイスリリースの条件を2020年ギリギリ最後まで緩和することにしました。


ピンチをチャンスに。オンラインを活用して、より「開かれたイベント」へ

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━━今回の緩和対応によって、結果的にここから11月の末までの半年以上にわたる、長期間のイベントになりましたね。

永田:そうですね。こうなってくると「いかに長期間、盛り上がりを持続させるか」ということが大事になってきます。そこで我々パパスマイルは、アワードの表彰を2段階に分けることにしました。

まずは6月30日にエントリーを締め切ったあと、7月の15日に一次審査を通過された企業さんを「BabyTech® Award Japan 2020 Qualified 認定」として表彰します。

具体的にはバッジと賞状をオンライン(データ)で発行するのですが、それを各企業さんは今後の広報活動に活用していただくことが可能です。そして、その「BabyTech® Award Japan 2020 Qualified 認定」という称号が、そのまま最終審査への参加権となります。

━━7月に1度、1次審査を通過された企業さんを表彰するという区切りをつくることによって、盛り上がりを持続させるということですね。

永田:そして、次は8月から10月末まで約3ヶ月にわたって、最終審査としてオンラインでのピッチ機会を設けます。

具体的には、FacebookやYouTube、Teamsなどのライブ配信機能を活用して、最終審査に残った各企業のみなさんに、自社の商品やサービスの魅力をアピールしていただくということですね。

例えば、きょうは「遊びと学び部門」にエントリーされている企業さん5社に、各企業7分ずつLTピッチをしていただいて、そのピッチの様子を映像配信するというイメージです。(※ ピッチイベントはライブ開催から映像配信の形に変更いたしました)

もしピッチが難しいという企業さんがいれば、その場合は代わりにすでにお持ちのプロモーションビデオなどを使っていただくこともできます。

そしてライブ配信の際には、ベビーテックに関心のある子育て系メディアやコミュニティの方々にも、その様子を見ていただき、アワード審査の一部に参加していただくことを考えています。

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━━昨年の第1回の審査では、パパスマイルが選出した審査委員の方のみに審査をしてもらう形だったのが、今年は裾野を広げた形での審査を行なうということですね。

永田:そうですね。これから長期にわたって「BabyTech® Award Japan 2020」が開催されるわけなんですけど、こういった形で定期的になにかしらのアクションを起こして、アワードの火を灯し続けている状態にしたいですね。

今回のいくつもの変更点について、もちろん起点は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための、Stay Homeという安全面の配慮でした。

ただ、単なる延期や条件の緩和だけでなくて、テックなオンライン活動を積極的に取り込むことによって、より多くの方が参加しやすい「開かれたイベント」へアップデートしていくチャンスでもあると思っています。

いまの状況でできる最大限の取り組みをしたら、結果的に従来の開催方法よりも多くの方に楽しんでもらえたという、そんな「BabyTech® Award Japan 2020」にしていきたいですね。


※このたびの応募条件・実施方法の変更点について※
①「BabyTech® Award Japan 2020」の表彰式
L2020年6月4日~5日→2020年11月26日~27日
②商品・サービスの応募締め切り
L2020年4月28日→2020年6月30日
③アプリ・webサービスのリリース
L2020年10月末までにリリースされていればOK
④デバイス系の商品の発売
L2020年内に発売予定であればOK
(エントリーの際にプロトタイプは必要です)
⑤1次審査を通過されたすべての企業に「BabyTech® Award Japan 2020 Qualified」のバッジと賞状を授与
⑥最終審査は動画配信によるピッチにて実施


応募期間の延長、条件の緩和によって、より多くの企業の方々に参加していただきやすいアワードになりました。

妊活、子育て、教育などのいずれかに関わる商品・サービスを展開されている企業の方々は、ぜひこの機会に奮ってエントリーしていただければと思います!

アワードの詳細ページはこちら↓


昨年の第1回の様子も、合わせてご覧ください!


※海外での受賞商品展示や連携については、アメリカも新型コロナウイルスによる感染拡大を受け予断を許さない状況のため、また対応が固まり次第、改めてご報告いたします。

最後まで読んでいただきありがとうございます! コーポレートサイト( https://www.papasmile.jp/ )と メディア『Baby Tech( https://babytech.jp/ )』も、ご興味ある方はぜひ覗いみてください!