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おすすめスペイン音楽⑤BAIUCA

Ola!!海外で一番かけられた言葉はニーハオの神田川です。今回はスペインのガリシア州が生んだ部族系フォークエレクトロ、BAIUCAを紹介していきます。

ちなみに、歌ったり燃やされてる人はBAIUCAではありません。

温かみのあるサウンドとスペインの音楽らしいフラメンコを踏襲したメロディラインが特徴的なミュージシャン。謎の部族にシンセサイザーとシーケンサをプレゼントして作曲してもらったような重低音と民族音楽のハイブリッドは唯一無二の魅力があります。

めちゃくちゃマイナーなコードと執拗に4度と7度を抜いたメロディはポップな重低音を使っているとは思えないフォーク感を醸し出しています。この手法は日本の民謡などにも多く使われるので、ひょっとしたら別の時空に存在する日本の民謡はこんな感じかもしれません。

しっかりとした民族音楽らしさとポップ差の比率を半々くらいにすることで、ペイガニズムには足を突っ込まずにあくまで異教の部族らしさを貫くことによって自由な音楽性を実現しているような印象を受けるミュージシャンです。

しかし、ガリシア州の音楽の妙に高い先進性は何なのでしょうか。隣にはポルトガルがあり、首都のマドリードとも近いことによって多文化が混じり合って新しい音楽が生まれているのかもしれません。引き続き調べていきたいと思います。

Baiucaが気に入った方向けに今回もプレイリストを作成しました。よければどうぞ。


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