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新雑誌「酒場人」について

明日、2015年12月8日(火)、オークラ出版さんから、酒/酒場に関する新しい雑誌「酒場人」が創刊されます。


飲めるようになった年頃からずっと酒が好きで、ここ数年はそれをとりまく文化、楽しみ方に対する興味もどんどん深まり、ピコピコカルチャージャパン「大衆酒場ベスト1000」をはじめ、いろいろな場所で、自分なりに感じたあれこれを発表し続けてきました。

稚拙な内容ですし、間違った情報や解釈なども多々あったかもしれませんが、ありがたいことに「記事読んでますよ」とか「あそこの酒場おすすめですよ」なんて感想や情報をもらう機会も少しずつ増え、励みになったり、さらに世界が広がったりと、以前にも増してその奥深さにはまりこんでいく昨今です。

また、そういう行為を続けてきたことに対する酒の神様のご褒美(ご褒美をもらえるほどの何かをしたとは思えないけど…)なのか、酒にまつわる、あまりにも嬉しい、奇跡のような出来事も、何度も体験させてもらいました。

例えば、自分が一方的に、バイブルのように読んでいた「酒のほそ道」の作者、ラズウェル細木先生と酒席をともにできることなんて、数年前には想像もできなかったことです。


そんな身にあまる奇跡のひとつとして、オークラ出版の吉田さんより「一緒に本を作りませんか?」とお声がけいただき、今回新しく「酒場人」という雑誌が創刊することになりました。
取材や編集にご尽力いただいたのは、これまた僕の活動をずっと応援し、機会があれば仕事を振ってくれたりしていた、編集プロダクションピーエーディーの山口さんをはじめとするみなさんです。
僕はおそれおおくも「監修」という役割を担当し、記事もたくさん書かせてもらいました。

お話を頂いた時「またこんなチャンスをもらえるかはわからない」そう思った僕は、もうなりふりかまわず、これまで自分に起きた酒にまつわる奇跡を繋ぎあわせる作業を必死でやりました。
これまで酒の席でしかお会いしたことのない、こんな機会でなければ気軽にお声がけするなんてありえない偉大な方々に、おそるおそる「ご協力お願いできませんか…?」と連絡すると、みなさん一様に、こちらが拍子抜けするほどあっさりと、「いいよ〜」とご快諾くださいました。
その度ごとに、酒の神の存在を確信せざるをえなかったのは言うまでもありません。

結果、完成したものを見てみたら、自分が20年近くにわたって酒を飲んできた行為の集大成というか、とにかくとんでもなくすごい本ができあがってしまっていました。

インタビューも、連載コラムも、信じられないくらい豪華で濃密なラインナップになっていることは、リンク先を参照してもらえれば伝わると思います。
もちろん読む人にとって、僕の想いなどどうでも良いのですが、それを抜きにして客観的に見ても本当に読み応えのある、他ではちょっとお目にかかれないディープな内容になっています。


上記のような理由により、現在の僕は完全なる絞りカス状態です。
が、これから再び、自分の身体に地道に酒を染み込ませてゆくのが楽しみでもあります。


というわけで「酒場人」、明日、全国のコンビニと一部書店、それからAmazonでも発売です!

ご登場いただいたみなさんが語ってくれた深いお言葉や、充実の連載内容からしても、こういうカルチャーが好きな方なら「損」だと感じることはないかと思います。
この本が良い流れに乗ったりすれば、さらにおもしろいことに繋がっていくみたいです。

お見かけの際は、良かったら気にかけてやってください。
何卒よろしくお願いいたします m(_ _)m


頂いた見本誌、惚れ惚れする仕上がりです!

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