見出し画像

新入社員が学ぶ仕事の基本の「●●●」が夫婦関係でも重要です

4月。仕事をされている方にとって、職場に新入社員が入ってこられたという方もいると思います。

僕の長男も、この4月から新入社員として働き始めます。いま配属前の研修中です。

長男に、何か研修で印象に残ったことは?と訊ねると、「やっぱ、報連相やらないとマズいと思ったよ」とのこと。

僕は、これを聞いて、それって夫婦関係でも重要だよなと感じました。

そもそも報連相とは


報連相とは、報告、連絡、相談の略であり、仕事の進め方の基本と言われるものです。

報告、連絡、相談の定義は以下の通りです。

報告:命令・指示・依頼された業務に対して、その経過や結果などを関係者に知らせること
連絡:自分が知り、周りが知らないであろう必要な情報を関係者に知らせ、共有すること
相談:問題を解決するために、意見を述べて話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること

たとえば、僕と妻の例でいうと

報告:妻から頼まれた銀行の振込みが済んだことを伝える

連絡:今日の帰宅時間をLINEで伝える

相談:週末飲み会に行きたいのだけど、どうかなと伺ってみる

となります。

意外とできない夫婦間での報連相


この記事を読んでいる方の中には、上司や指導役立場の方で、
新人、若手社員から報連相を受ける側の立場の方もいるかもしれません。

僕は、研修講師の仕事も行うのですが、
上司や指導役の方からの悩みの一つとして、
「部下、後輩から、タイムリーな報連相がない」というのがあります。

ただ、そんなことを言っている自分が、
家庭でパートナーに対して報連相ができていない
ということも、意外とあるではないでしょうか?

僕は妻からよく、
「あんた、えらそうに報連相を教えているけども、自分ができていないじゃないの!」と言われます。

先ほどの例で言うとこんな感じです。

報告:妻から頼まれた銀行の振込みが済んだことを伝える
➡ 言わないままにしていて、「振込の件」どうなったと言われてから報告する。「終わったんだったら、ちゃんと伝えてよ」と怒られる

連絡:今日の帰宅時間をLINEで伝える
➡ 伝えないまま帰宅し、「食事やお風呂の都合があるんだから、何時に帰ること位、ちゃんと伝えてよ」と怒られる

相談:週末勉強会に行きたいのだけど、どうかなと伺ってみる
➡ 前々から決まっていたのに、なかなか切り出せず、前日になって相談し、「もうすでにこの日は無理だから」と却下される

結果、ほぼ100%夫婦ゲンカにつながります。

報連相は衛生要因?


ハーズバーグの二要因理論とは、人の仕事に対する欲求を「衛生要因」と「動機付け要因」の2つの要因に整理した理論です。

よく、管理職研修などで職場運営や部下のモチベーションを考える上で紹介される定評のある理論です。

・動機付け要因 : 積極的なモチベーションをもたらすもの
 (承認や賞賛、能力発揮できる仕事そのもの、達成感など)

・衛生要因 : 足りないとモチベーションダウンをもたらすもの
 (会社の方針、職場の人間関係、給与など)

夫婦でのコミュニケーションに当てはめていきましょう。

動機づけ要因としては、褒めたり、感謝したり、共感したりということがあります。これがあると、パートナーのモチベーションを積極的に高めるものです。

一方で、衛生要因が、報連相なのです。

報連相をすることは、パートナーのモチベーションを積極的に上げるものではありません。

ただ、報連相が不充分なことは、パートナーのモチベーションを下げ、夫婦関係の悪化につながるのです。

あなどるなかれ、報連相なのです。

では、夫婦間の報連相をどのようにおこなえばいいのか、次回以降でご説明します。


LINE公式やっています
毎週、夫婦関係に役立つ"行動習慣"や"名言"をお届けしています。
今登録すると、「特別動画セミナー」をプレゼントします
🎁
▼▼▼▼画像をクリック▼▼▼▼

noteでは、夫婦関係の悩みを軽くして、関係改善につなが心理学の話しを平日の月・水・金にお届けしています✉️
確実にチェックしたいという方は、ぜひフォローお願いします🙏
また「スキ❤️」ボタンを押して頂けると、書き続ける励みになります🌈

#家族#生き方#結婚生活#離婚#夫婦関係#夫婦生活#夫婦関係改善#夫婦喧嘩#夫婦関係の悩み#夫婦カウンセリング#パートナーシップ#心理学#モラハラ#心理カウンセリング#これからの家族のかたち#夫婦




この記事が参加している募集

これからの家族のかたち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?