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子どもの前で夫婦ゲンカ「これだけは絶対NG」というテーマとは

夫婦ゲンカの子どもへの影響


暴力を振るうような親どうしの激しいケンカを頻繁に目撃すると、子どもの脳に影響を与えることが研究では知られています。

暴力に至らなくても、言葉の暴力でも影響があると言われています。

子どもの脳は発達期であるからこそ、周囲の環境が非常に重要なのです。

とはいえ、夫婦ゲンカの発端となる出来事は、コントロールできるものではありません。

相手のちょっとした言動や行動にカチンときて、それを指摘すると、相手は逆ギレしてという具合に、ケンカに発展していきます。

気持ちが高ぶっているときに、それを
「目の前の子どもがいるから後にしよう」
というのは、簡単なことではありません。

つい、子どもの目の前でヒートアップしてしまうこともあるでしょう。

結果、冷静になって、
「子どもの前で自分は何をやっているのだろうか」
と罪悪感に見舞われることになるのです。

夫婦ゲンカすることのへのプラスの側面


そんな子どもの前での夫婦ゲンカにも良い点はあるのです。

小児科医で文教大学教授の成田奈緒子さんによると、子どもにとって夫婦ゲンカは以下のような学びがあるということです。

喧嘩をしているとき、人間の前頭葉はめっぽう活性化しています。お互いに相手を論破しようと、さかんに思考力を働かせているからです。ですから両親が喧嘩をしても、そばで見ている子供にとっては「そうか、こう反論できるな」と学ぶ機会になると言えます。

『PRESIDENT Online』より

ただ、これはおそらく、未就学児では難しいとは思いますが、ある程度、物事を冷静に、客観的に捉えられる年齢になってからでしょう。

実際にそれが何歳位か、文部科学省の資料によると以下の通りです。

9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。対象との間に距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能となる。自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著になる

文部科学省『3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題


夫婦ゲンカのプラスの側面を指摘する成田さんでも、「これはダメ」としている夫婦ゲンカのテーマがあります。

夫婦喧嘩のテーマが「子供のこと」であった場合、それは子供を非常に苦しめます。夫婦間で子育ての方針に違いがあっても、子供のいる前では争わないようにしましょう。

『PRESIDENT Online』より


ただでさえ、子どもが、両親のケンカや不仲が自分のせいだ、自分が悪いんだと感じてしまうことがあるといわれています。

これは、子どもとは直接関係ないテーマで夫婦が言い争っていても、子どもは物事を単純に考えてしまうために、そのような思考パターンになるのです。

ましてや、両親がいがみあっているのが「自分のこと」に関することであれば、それが、直接「自分のせい」でなくても、子どもは苦しむ訳です。

子どもは、単純に自分が原因だと自分を責めたり、自分のせいでお父さんとお母さんが仲悪いのだと罪悪感を抱きます

そして、自分次第で何とかこの状況は良くなるという誇大な考えを持ち、自分の何とかしなければと考えながらも、何もできないという状態に失望するのです。

その結果、子どもの心は傷つき、不安定になったり、「どうせ何をやってもムダだ」という無力感を感じたりするのです。

ですので、夫婦ゲンカはしても、「子どもの前ではしない」というようなルールを夫婦で持っておくことをオススメします。


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