【動かせるスライム】人間の体内に入って操作できるスライムを開発したぞ

スライムというゲームでは定番のモンスターがいるのだけれど、たいていのゲームの中で、スライムは最弱の部類に入っている。スライムを初めて見たのはドラクエだったし、ウィザードリィでもそれほど強い相手ではなかった。

しかし、最弱なのはゲームのシステムにおいて、このスライムは形がないという最大の強みが生かし切れていないからだ。
形がないと言うことはいろいろな場所に潜むことも出来るし、さらに個体数で数えるなら、体積で測ることで、恐ろしい強敵に変わる。

スライムは狭いところには入れるから、人体の口から侵入することが出来るし、それが毒性を持った個体だったら、それだけで死に追いやることが出来る。

形がないから、いかなる隙間に潜むことが出来るので、不意打ちだって難しくない。そして、体積が1フロアほどに大きければ、人間のパーティを飲み込んであまりあるほどに包み込んで、溺死させることも可能だ。

スライムはゲームのシステムにその強みを生かし切れない不遇なモンスターだ。その気になれば、即死トラップやパーティを一瞬で壊滅できるほどのポテンシャルを持っている。


香港中文大学の開発でスライムのような磁性ロボットを開発した。着られても自己修復し、狭い場所を通り抜けることが出来る。もちろん、人間の口の中にだって入れる。

スライムは磁性粒子を含んでいて、磁力を当てることで移動したり、形を変えて細い場所もすり抜けることが出来る。さらに大きな特徴として、C字のように形を変えて、対象を包み込むことも出来る。

主な利用として、乾電池を飲み込んでしまった子どもの口から侵入して、有害物質がとけださないように包み込むことが出来るだろうとのこと。

子どもに限らず、ボタン電池を飲み込んだ小動物でも可能になるかも。

なお、この磁気スライムは粘弾性を持っていて、固体になったり駅内になったり出来る。原料が水とコーンスターチに近い性質で、非ニュートン流体になるから。これはカスタードクリームでも同じ事が出来る。

このスライムの活用法は内臓などの外科手術のサポートが出来そうだけれど、例えばプロテクターの硬化剤として、強化部位を可変することもできるかな。

昔、スライムのおもちゃがあったけれど、磁性体で操作できるスライムおもちゃもちょっと楽しいかも。


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