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お金を大事に使うということ

「これをなぜ買ったのか?」
「これをなぜ選んだのか?」

個人事業主として活動するようになってから、
お金を使ったその都度、その意味を振り返って考えるようになりました。

雇われで仕事をしていた頃は、毎日同じように働いて、毎月同じように安定して収入がある。
その安心感と、毎日頑張っているんだからという名目で、お金を使うことに対してもあまり深く考えていませんでした。

買える値段で、欲しいと思ったらそんなに悩まず購入。

今思えば、この中には「買う」ということで満足する、ストレス発散のためだけに購入した商品やサービスもあったと思います。



開業するというのは、利益を出すことでさえ実はすごく難しいということが理解できるようになり、お金の尊さやその価値観も変わりました。

それと同時に、買い物で発散しなければならなかった"ストレス"というものもすっかりなくなってしまった。。。(これが真の心の平和というものですね…ありがたや…)


そりゃあ、お金を使う意識も使い方も変わるはずです。


お金は使えば減るものではなく、それと同等の品物やサービスに交換するための物。
なので、そのお金の価値をそのまま受け取っている訳です。

「この金額を払う価値があったかどうか?」

これが次にまた買うかどうかにも繋がると思います。



この"価値"というものの中には、単純にその商品やサービスだけじゃなく、それを購入するまでにかけた時間や労力…諸々が含まれてくる。

わざわざ遠くからその商品を買いに行ったのなら、その労力分も払ったものに含まれる。
そして、受け取るものの中にはその商品以外に、そのお店で過ごす時間の豊かさだったり、目に見えないものも含まれてくる訳です。

だから、同じ商品でも人によってその商品価値は変わってくるし、個人差って意外と大きいんじゃないかと思ってます。


実際私自身も、商品を買ってみてこの金額に見合わなかったと思うことは普通にあります…
でも、その事実がわかったという価値も受け取っているので、損したとは思ってないんですよね。

なぜ見合わなかったのかの理由も、じゃあなぜそれを買いたくなっちゃったのかの理由も後からはっきりする。。。
次に繋がる学びですかね…

一つ例を挙げれば…
ついついこのキャッチコピーに釣られてしまった…っていうパターン。

してやられたり!
上手いなぁ〜って思います。

そのキャッチコピーと商品・サービスとの間にギャップがあれば"見合わなかった"という心理になってしまうのですが、もしこれが同等であれば…「ほんとだ!買ってみて(利用してみて)良かった!」となる訳です。


こんなことをいちいち考える癖がついたおかげで、お金を無駄遣いする感覚は一切なくなったように思います。
まあ、ケチっぽい話といえばそうなのですが…単なる"ケチ"になったという話ではないですよ。
本当に自分が欲しいと思うモノやコトを厳選できるようになったということです。

"足るを知る"ということ。

自分にとって必要だと思うものが、必要な量だけあれば十分満足できるし、幸福感は上がるものです。

お金も物も時間も、心の豊かさも…
全部同じように大事なものですね。

これは、今まで根付いてきた物質主義社会の価値観から卒業したってことで…都合よく捉えておこうと思います。




そして、この自問自答による振り返りは自分がお店を出す側としても、とても参考になっていて…
この金額に見合う商品になってるかなぁ?とか、サービスも空間も含めて、お客様の満足度を考えることにも繋がっています。

私の間借りカフェ運営は、まだまだ始まったばかり…
いろんな視点で見直しながら、模索しながらです。


自分もお客様も、喜びに繋がる"お金の循環"を考えて運営していきたいですね。



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