パニック発作が無くなった話

皆さん、おはようございます。

Gifted Creative、峯上良平です。

今日はたまたまTwitterでパニック発作が出ている方の投稿を見たので、我々の仲間のKさん、26歳を紹介させてください。

Kさんは中学の頃に自尊心を傷つけられる出来事があり、その状況を思い出すとパニック発作が起きていました。

我々のシェアハウスに来たのは今年の7月、コロナ禍だったため、二週間の隔離の後、一緒に済み始めました。

最初は軽い発作で顔が痙攣していたり、床をどんどん叩いたり、本当にこの発作は治るのかと思うほど、重たい症状でした。

幸い暴力を振うことはなかったため、生活リズムをきちんと整えるためのアドバイスをし続け、徐々に軽い発作も減りました。

しかしながら大きな発作となると、過去の出来事をリフレーミングしたり、同じような経験をした仲間のAさんとの対話で発作が起こる仕組みを深く理解できたり、不安対策の知識を伝え、低いハードルから不安を乗り越え、思ったより心配する必要はなく、結果何とかなったという経験を重ねてもらいました。

するとどうでしょう。

2か月でパニック発作はほぼなくなったのです。

今ではパニック発作が起きると言う言葉は、Kさんの鉄板ネタとして、笑い話になりました。

全員が治るということは言えません。

しかし障がい者手帳2級のKさんがパニック発作が治り、現在働けるようになったことは事実です。

何故、働けるようになったのか。

理由は二つあると考えています。

ひとつはKさんの誠実性です。

初めて会った時から私の話をきちんとメモを取り、すぐさま実行し続けていました。

ふたつ目は、あらゆる知識を学び、伝え、試し続けたからです。

認知行動療法は非常に有効な手段です。

しかしながら日本ではその治療は月に一回だったり、多くても週に一回だったり。

効果が出るまでに非常に時間がかかります。

我々は医者ではないので、あくまで共に学ぶということしか出来ませんが、日々の不安だったり、同じような仲間がいるという環境があることで焦らず、ゆっくりと体調を整えることで、症状が安定するようになっています。

ここで皆さんに思い出して頂きたいのですが、お医者さんに【規則正しい生活をして下さい】と言われませんでしたか?

それ、出来てます?

身体が出来上がっていない限り、症状の回復はあり得ないと私は考えています。

Kさんも生活リズムを整える2か月がなければ、確実にこうなっていなかったと言います。

基本を大切に、応用は基本が出来てからです。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

少しでも死にたいと思っている方に希望を持って頂ければ幸いです。

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