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「肩書き」に悩んでるって話

最近、人に会った時になんて答えようか悩むのがこの質問。

「仕事は何をしてるんですか?」

この質問に対してなんて答えたらいいのか困るのである。

noteをはじめ、各SNSでは現在「漫画家・イラストレーター」と書かせてもらっている。
これは「漫画・イラストを描く仕事をしたい or しています!」という決意表明の意味もこめてこの肩書きを掲示している。

以前、ネットで「演出も寒いし、こんな下手くそがイラストレーター名乗っていいの?」と書かれていたことがある。
(当時は「副業イラストレーター」と名乗っていた)

僕が描いた絵や漫画で気分を悪くされたのなら大変申し訳ないなーと思ったが、肩書きをやめようとか、曲げようとは思わなかった。

なぜなら、そこで名乗るのをやめたら、仕事が来なくなると思ったからだ。
イラストレーターや漫画家は、資格試験があるわけでもなく、名乗って動かないことには仕事を得られない。この仕事で依頼を受けて報酬を得ようと思ったら、まずは名乗り続けることが大事だと思ったから、実力が釣り合うかどうかはともかく、今も名乗り続けている。


そんな肩書きを、最近どう伝えたらいいのかがわからないのが悩ましくなってきている。

現在、僕の仕事で定期的に続いてる仕事はほぼ「漫画」の仕事である。イラストの仕事もきているが、基本的には不定期でやはり割合としては漫画家の仕事の方が多い。
もっと言えば、双方の仕事を合わせても同世代のサラリーマンの平均年収は余裕で下回ることうけあいである。これを容認してくれている妻は聖人君子の生まれ変わりだと思っている。サンキュー妻。

自分で不特定多数の人に見てもらう看板として肩書きを掲示するのは特に抵抗がないのだが、対面して人に「漫画家です。」「イラストレーターです。」と名乗ることにすごく抵抗を感じてしまう。

これは前述の通り、仕事量・収入として「他の人に比べて劣っている」という根強い劣等感が原因である。
対面の人に、この肩書きを伝えたところで「この程度の仕事で?」「君の作品なんか知らんけど?」と思われるんじゃないかという恐怖が脳内で膨らむのである。

不特定多数が特定される対面に変わるだけでこのビビりよう。
つくづく自分が情けなくなるばかりである。


この状況を打開するためにどうしたらいいか?
今のところ明確な正解はわからないので、とりあえず自分で商品として提供するのに恥ずかしくないだけの実力・技術を身に付けようと思った。漫画・イラストどちらとも。
自分がどんな漫画を描きたいか、どんなイラストでどういう場面で役に立てるのか?今更だけどもう一回ビジョンを明確にしようと思った。

どれくらい時間がかかってどれくらいの量の勉強をすれば報われるのかはわからないが、もう少しがむしゃらに頑張りながら人生を楽しもうと思った。

決意表明の為に背伸びして名乗った肩書きが、等身大の僕を表現できる肩書きに変わるまで。
もう少しつま先立ちして頑張ろうと思います。

フリーランスになって役半年。僕の新たな決意表明だ。

真面目な感じになって気持ち悪っ。


設定上無理でしょうが、僕の記事や漫画を読んでご支援いただけるのなら、1円でもサポートいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。みなさんからのサポートが集まったら妻にチョコモナカジャンボを買ってあげようと思います!