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できることしか、できないけれど、できることだけ、できればいい

 この日までにあれを終えなければならない。あの時までにあれができていないといけない。そんな風に、日々、間に合わせなければならないと感じることはあるといえます。

 たしかに、間に合わせることは大事です。しかし、現実は、いつも間に合うわけではありません。また、間に合わせたつもりが、そこまでする必要はなかった。あるいは、そもそも全然、足りていなかった。そんなことは、少なくないといえます。

 そうであれば、間に合わせようとすること。そのことに、実は、そんなに重要な意味はないともいえます。

 むしろ、間に合わせることを目指して、がんばる。無理をする。そのことの方が、日々をつらくさせる、苦しめるといえます。なぜなら、がんばるということ、無理をするということは、すでに、過剰なことをしているからです。

たとえ間に合わせるためでも、過剰は、過剰である

 間に合うためにやっているから、過剰とはいえない。たしかに、そうかもしれません。しかし、何事にも限界はあります。仮に、間に合わせるためにやることが、心身にとって過剰ではない。そうだとすると、間に合わせるために徹夜を続けても、元気なはずです。間に合わせるために、我慢や酷使をしても、元気なはずです。

 間に合わせる。その名目で、自分の限界を超している。過剰なことをしている。そして、それが、つらさ、苦しさへとつながっていきます。

現実的に考えることで、楽になる

 間に合うことは大事なことです。ただ、現実離れしたことを考えると、過剰につながります。誰でも、信用は落としたくありません。また、理想通りにはいきたいものです。ただ、あの日までに、あれを完璧にやる。それは、本当に、できることなのでしょうか。本当に、自分が必要としていることなのでしょうか。

 そこまで求める必要はない。そう思えれば、楽になるといえます。なぜなら、過剰なことをしなくてすむからです。

間に合っても、間に合わなくてもいい

 そこまで求める必要はない。そう思いたいながらも、あれこれ求める心もあるといえます。

 そんなときは、間に合っても、間に合わなくてもいい。そのように考えることで、少し心が落ち着くと癒えます。

 間に合ったと思っても、間に合っていない。もしくは、全然大丈夫なのに、やりすぎだった。間に合わなかったと思っても、間に合っていた。もしくは、どうあがいたとしても、そもそも全然足りていないものだった。日々の出来事は、そういうものだといえます。

 そうであれば、間に合った。間に合わなかった。それは、あまり重要ではないといえます。

できることだけ、できればいい

 そもそも、人間、できることしか、できません。できたことが、その時、できることです。できることだけ、やればいいのです。

 できることしか、できないけれど、できることだけ、できればいい。何かに間に合わせようとして、つらくなる、苦しくなるとき。このように考えることで、心が楽になっていくといえます。

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