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いつだって誰かの助けになれると思うことで、心を楽にする

 人は、変化をしていきます。前にできたことができなくなる。前に自信を持っていたことが、今は自信を持てなくなる。そういうことも多々出てきます。

 人は、互いに助け合って生きています。その時の自分の特徴を活かして、誰かの助けになっているといえます。力が強ければ、その力を使って、人を助けます。頭の回転が速ければ、その頭の回転の速さを使って、人を助けます。

 ところが、そうした、自分にとって、自信のある能力、特徴。それらも、年月の変化とともに、なくなっていくものといえます。また、周囲の環境が変われば、自分の能力は、役に立たないもの。そういう場合もあります。

 たしかに、前と同じように、人を助けることはできないかもしれません。前と同じほど、たくさん、あるいは、大きく、貢献することはできないかもしれません。

人を助けること自体は、いつでもできる

 しかし、人を助けることそれ自体は、いつでもできることといえます。

 たとえ、色んな能力を失ったとしても、笑顔1つあれば、相手に元気を与えることができます。穏やかさ1つあれば、相手に癒やしを与えることができます

 自信を持っていた能力を失う。あるいは、自分のこれまでやっていることが、必要とされなくなる。そうなると、自分自身が否定されたような気持ちに沈むかもしれません。自分自身の価値も、ないもののように感じてしまうかもしれません。

自分のできることで、人を助ける事自体で、充分

 しかし、そもそも、自分のできることを通じて誰かを助けようとした。その事実自体が、最も大切といえます。能力が高いから素晴らしいわけでも、たくさんの人や多くの人を助けたから素晴らしいわけでもありません。

 そうであれば、自分のできることを通じて誰かを助ける。それは、いつだってできることだといえます。助けることで、助けられるという面もあります。相手に助けられることもまた、その相手を助けたともいえます。

 もちろん、いつでも、誰かを助けようとする必要はありません。助けが必要な分だけ、助けることができれば、充分だからです。余分な助けは、不要です。

 そうでなく、年月が変わっても、環境が変わっても、能力が変わっても。誰かを助けようとすること自体は、内容や方法自体は異なれど、できる。そう思うことは、心を穏やかにしてくれる。そういう意味で、いつだって誰かの助けになれると思うことは重要といえます。

自分の、今、できることをするだけで、充分

 昔と違って、できないことが増えてきた。自分自身の価値がないと思えてきて、気力も湧かなくなってきた。

 そんなときは、いつだって誰かの助けになれる。助ける内容や量は関係ない。助けになろうと思い、自分のできることをするだけで充分と思う。そうした心持ちが、心を軽く、生きることにつながるといえます。

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