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人の良いところを指摘するのも、親切の1つ

 何かをしてもらう。何かに感謝を感じる。そうすると、お礼がしたくなるものです。ただ、なかなか良いお礼が見つからない。お返しをする機会もない。

 そんな風に思って、お世話になってばかりだ。もらってばかりだ。そう感じて、なんだか焦った気持ちになる。そういうことがあるかもしれません。

 ただ、感謝や親切は、巡り巡るものです。この分だけ、返せていない。あの分が、返ってきてない。そんな風に、決めたり特定するような性質のものではありません。もっと自由に、巡り巡るものであるといえます。

 そして、親切には色んな形があります。人の良いところを指摘する。それだけでも、親切になるのです。

相手の自己理解につながる

 人は、自分のことをいつも不安に思ったりもしています。どう見られているのか。自分とは、何者なのか。そんなときに、こういう点が良い、素敵だ。そういう風に教えてくれる。それは、その人の自己理解を助け、気づきを与えるものです。

 自己理解や気づきは、生きる上で、重要です。自分が何者かわからないと、どうすればよいかもわからないからです。

 人の良いところを指摘する。一見、たかがそれだけのこと。そう思いがちな面もあります。しかし、このことは、実は、大きな親切になりうるといえます。

助かっている面、感謝している面を伝える

 一方で、むやみに良いところを指摘する必要もないといえます。不必要に褒められても、相手は良い気持ちになるといえないからです。

 相手の良いところで、自分が助かっていること。勇気づけられているころ。感謝していること。そういうことを伝えることは、相手の良さが誰かの役に立っている。それを示していることになります。

 誰でも、自分が役に立っていることを知ると、嬉しいものです。そのため、相手の良いところにより、助かっている面。感謝している面を伝える。それは、前向きな自己理解の機会を与えるという意味で、意義あることといえます。

自分の良いところを自分に指摘するのも、親切

 また、良いところを指摘する。それは、自分に対してしてもよいものといえます。

 自分のどんな部分が、どういう風に、誰の役に立っているのか。それを見つけて、自分に指摘する。そうすると、自分で前向きな自己理解を進めることができます

 良いところを見つけ、指摘する。これを繰り返すことで、良いところを見つけやすくなります。そうすると、自然と、相手の良いところ、自分の良いところがわかるようになる。

 そして、役に立ったと思うとき。感謝したとき。そういうときに、相手の良いところを指摘する。それにより、助かったこと、感謝したことを伝えこれだけでも、充分な親切であるといえます。

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