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変動する自分のペースに気を配る

 自分のペースで生きること。それは、心を楽に生きる上で大切となります。

 一方で、自分のペースは、常に一定ではありません。速い方が合っているときもあれば、遅い方が合っていることもあります。つまり、これが、自分のペース。そのように固定化すると、それにとらわれることになります。その結果、今の自分にとって最適なペースを無視してしまう。そうなると、つらく、苦しくなってしまいます。

 変動する自分のペースに気を配る。それが、心を楽に生きる上で大切といえます。

速ければ良いわけではない

 自分のペースでやろう。最初はそう思って、ゆっくりやっていても、ついつい、速さが大事。そう思って、速いペースであることを望みがちです。

 そして、いつの間にか、速いペースが自分のペース。そう思って、実態とズレが生じるのです。

 しかし、そもそも速ければ良いわけではありません。たしかに、目的地に着くには、速い乗り物が有用です。ただ、歩く、自転車を乗る。だからこそ、見える景色、気づく物事がたくさんあります。そして、何より、自分のペースにあっていること。それが重要といえます。

 変動する自分のペース。いつもより遅い方が良い。そんなときも当然あります。そういうときに、速いことにこだわらない。それは、大事だといえます。

自分のペースには、幅があると知る

 自分のペースを固定化する。そうすると、自分のペースを見誤りやすくなります。状態や調子によって、日々、変動するものだからです。

 調子が良くない時に、いつものペースは最適とはいえません。状態が良い時に、いつもどおりというのもしっくりきません。いつものペースというのは、平均に過ぎません。平均の自分のペースが今の自分に合うとは限らないのです。

 そこで、自分のペースに、幅持たせる。幅を含めて、自分のペースと捉える。そうすることで、ゆとりが生まれます。

 速いペースも遅いペースも自分の中の幅としてあるものです。そのため、今は少しゆっくりの方が良いな。そう感じたら、遅めのペースの自分を引っ張り出してくる。調子が良いからペースを上げてみよう。そう感じたら、早めのペースの自分を引っ張り出してくる。

どのペースの自分も肯定する

 そして、それらに優劣をつけない。それが大事です。遅めのペースの自分はダメだ。そう思ってしまうと、それがダメな状態だと思ってしまいます。そうでなく、遅めのペースの自分だからこそ、見える景色がある。いつものペースでは気づかなかったものに気づける。そんな風に、どのペースの自分も肯定する。それは、大事といえます。

 焦ってしまうとき。何か物足りないと思うとき。今の自分に最適なペースはこれくらいだな。今はもっとゆっくりの方が良いな。そのように、変動する自分のペースに気を配ってみる。それが、心を楽に生きる上で大事といえます。

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