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絶対的なことも、1つの見方に過ぎないと捉える

 生きづらいときに、救いとなる考え方が見つかる。その時に、その考え方こそ、真実と捉えたくなります。また、真実と捉えるおかげで、生きやすくなったりします。

 ただ、生きていると、また新たな不都合が出てきます。その救われた考え方に反するようなことが出てくるのです。そして、今度は、その考え方を絶対的とするゆえに、苦しんでしまうのです。

 たしかに、過去の場面では、その考え方が役に立ったかもしれません。救いになったかもしれません。しかし、新たな場面では、それは、自分を苦しめることにもなるのです。

 そして、たしかに、その考え方こそ、絶対的に見えるかもしれません。また、本当に、絶対的なのかもしれません。ただ、たとえそうでも、1つの見方に過ぎない。そう考えてみる。

 そうすると、新たな場面で、別の考え方を採用できます。その絶対的な考え方に苦しめられることもなくなります

 たとえ、他の人全員が、絶対的だと言っている。そういうようなことも、1つの見方に過ぎない。そう捉えてみると、柔軟になり、色んな場面でも、生きやすくなるといえます。

どう生きやすさにつながるかで考える

 絶対的なこと。真実。それは、何か、それこそ素晴らしい。そのような印象を受けるものでもあります。

 ただ、それを知ったとして、生きやすさにつながるわけではありません。むしろ、その考え方を気にしすぎて、生きづらくなる。そういう場合もあります。

 何が真実かを追い求めること自体は素晴らしいことです。ただ、生きづらさを解消したい。その場合は、その考え方は、どう生きやすさにつながるのか。その視点が大事といえます。

 そして、何より、真実も、絶対的なことも、1つの見方に過ぎない。そう思っておくことが、大事といえます。

正解探しでなく、ブレンドをする

 救いとなるための正解を探そう。そう思うと、情報の波に飲み込まれてしまいます。どれもが正解であり、どれもが1つの見方に過ぎないからです。

 そうでなく、考え方をブレンドしよう。そう思うことが、生きやすさにつながります。たくさんの考え方の中で、生きやすさにつながるものをうまく混ぜる。そして、自分にとって生きやすい考え方を作る。それが大事といえます。

 ただ、それは、いつまでも役立つとはいえません。場面が変われば、役立たない場合もあります。その時は、ブレンドし直せばよいのです。

 1つ1つの考え方というのは、混ぜるための材料に過ぎません。つまり、絶対的なものでなく1つの見方に過ぎないのです。常識は、多くの人が使っている材料に過ぎないのです。自分に合わないのに、みんなが使っているからといって使う必要はありません。

 なんだかつらい、苦しいと思ったとき。過去に救われた考え方が、もしかすると自分を苦しめている場合もあります。その時は、その考え方も1つの見方に過ぎない。そう思うことが、今の自分にとっての生きやすさにつながっていきます。 

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