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転職日誌②  【ワークライフバランス】


教員を来年度末で一度退職して、新たな職を求めることを決意しました。
今回は、その理由の1つ、「ワークライフバランス」をとることがとても難しくなってきた、ということについて書いていきたいと思います。


数年もの間、教育の世界で過ごしてきましたが、徐々に?(元から?)そのバランスが崩れていく様を感じるに至りました。
代表されるものとして、適正な時間で勤務することができないことが、最も大きな問題のひとつです。

自治体によって小さな差異はありますが、教員の勤務時間はだいたい
8時30分〜17時00分の間に設定されています。
そして、これは意外かもしれませんが、休憩時間は15:00〜15:45分です。
これ自体は何ら問題はありません。
問題なのは、これをそもそも守る文化がないというところです。


8時30分前には、当然のように生徒が登校しています。
これって、なかなかに大変なことで、例えば飲食店で開店時間前に客さんが席についているようなものです。ウェイターも、シェフもまだ制服に着替えてもいないのに。
そんな現状が、全国の小中学校で蔓延っているんです。


そして、休憩時間です。これはもしかしたら自治体によっても差異があるかもしれません。休憩時間の15時00分〜15時45分、私は休憩できたことがありません。そこにはだいたい部活動(なくても会議)があるからです。そしてそもそも、「休憩室」というものは学校には存在しません。

適正な時間で、しっかりと働きたい。決してサボりたいとかではなく。
就業時間の始まりと共に勤務を開始し、休憩時間は心も体も休め、就業時間の終わりと共に退勤する。
きっと、今の教育界ではほぼ実現が不可能なような気がしています。もちろん、個でできる部分はあるにせよ、システムとしてどうにもならない部分が大きすぎるんです。


このような状況を受けて、私は教育の現場から離れ、新たな職場での挑戦を模索することにしました。ワークライフバランスを保ちながら、自己実現や成長を追求するために、新たな道を歩んでいきたいと思っています。
そして、教育現場の改革や教員の支援に向けて、今後も私なりの貢献を続けていきたいと考えています。

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