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「デザイン」で事業を推進 ─ 複数事業部と伴走する、ファインディデザインチームの共創プロジェクトと、その成果🌈

こんにちは!ファインディでコミュニケーションデザイナーをしております、ぱやつん(@payatsun)です。

2023年秋からファインディデザインチームが取り組んでいる「事業部との伴走&共創プロジェクト」がスタートして約半年、様々な成果が出てきました。今回は、その内容と成果などをまとめます🥳


導入の背景

2023年夏、ファインディのコミュニケーションデザインチームには、フルタイム3名+業務委託4名のデザイナーがいました。
急拡大中のファインディでは、毎月10名程度の新しい仲間が入社します。デザインチームも2023年は急拡大を遂げたのですが、それ以上に大きくなっていく事業部側のスピードに追いつくべく、せわしなく依頼を受ける日々が続いていました。

当時の伸びしろ

そんな当時の私たちの伸びしろは、大きく2つありました。

1つめは「未来の見通しが立ちにくかったこと」です。
当時は事業担当制を敷けるほどの人数もおらず、その時のデザイナーの空き具合に合わせて、事業部に関わらず様々な案件を担当していました。準備に時間のかかるような大きい案件(EXPOブースデザイン&販促物一式、1日オフラインイベント用の制作物一式、LPなど)の依頼が、いきなり来ることもしばしばありました。
また、事業進捗に合わせて様々な施策を企画する事業側から、突発で「急遽イベントを開催するので、メルマガ用バナーを用意できないか」といった相談も増え、「もう少し事業側の事情や背景を知っていれば、我々もスピード感を持った上で、より良いクリエイティブが作れそう…」と、もどかしくなる日々が続いていました。

著作権があれなので、手描きの猫ミームで失礼します🐱

2つめは「事業をまたがって活用できそうな制作物が増えてきたこと」です。
たとえば「A事業部と作った事例集、B事業部のイベントでも配布できそうだけど、もしかしたら知らないかも?」など、4事業部を横断して見ている私たちだからこそ気が付けることも増えてきていました。

このような伸びしろを抱えていた私は、ふと思ったのです。
「もっと事業側と対話し、お互いのことを知ったほうが良さそう!」だと。お互いの手を取り合うように距離が近くなれば、我々の状況も知ってもらった上で、事業側の状況の解像度も上がり、他事業部での制作物の活用も進むのではないかと。

そんな背景から、コムデのメンバーが3名→5名に増えるタイミングで『かけはし🌈』という名前で、各事業部の各チームと定期的に話す場を設けました。


かけはし🌈の内容

よく依頼をもらう7チーム(マーケ×4事業部、採用、経営管理、2BSales)と、それぞれの過去の依頼数に応じた頻度(週1 / 隔週 /月1)で、下記を行う場を開催しました。

・デザインチームの現状を共有
・事業部の現状をヒアリング
・進行中タスクの進捗確認&相談
・未来の依頼、依頼するほどじゃないけどやりたいことをヒアリング

そう、頭の良い皆さんはもうお気づきだと思いますが、かけはし🌈 って… 要は「定例MTG」なのです!(ドンッ)

この説明文だけでカレンダー参加承認してくれた各チームの皆様、本当に温かいなと思った🥲🌱

実際の運用としては、スプレッドシートに各事業部のタスク一覧と、全社横断のイベントカレンダーを作成し、それらを見ながらスケジュールや進捗を確認するようにしています。

元エンジニアのデザインマネージャー向さんによる、進行中PJTを自動抽出できるシートを活用

かけはし🌈の名前について

「お互いに手を取り合うように、デザインチームと事業部で大きな虹を架け、デザインで事業を成長させたい」という想いを込めて付けた名前です。最後に「🌈」の絵文字を付けたのがポイントです。

かけはし🌈の連絡用Slackチャンネルも作りました

余談ですが、私はチーム内で「命名大臣」と呼ばれるくらいに、ことあるごとにプロジェクトや取り組みに名前を付けます。
関係者内でより強く共通認識が持てたり、愛着も湧きやすいので、おすすめです。小さいことなのですが、結構大事だよな〜と思っており積極的にやっています。他にも「あゆみシート」「しおり🔖」「パワー!モニタ」などなど、様々なものに名前を付けてます。(おかげで新しく入ったメンバーのあだ名も採用されることが多い気がします😚)


かけはし🌈の成果

約半年、様々なチームと「かけはし🌈」を実施してきた成果をご紹介します。

1️⃣ お互いの解像度が上がり、より円滑&スピーディに

  • 事業部→デザインチーム:デザインチームの状況を、その背景を含めて伝えることで、適切に優先度が高いものを進めていける状況を作れるようになりました。

  • デザインチーム→事業部:各チームが持っているKPIや状況、それに対する取り組みを知ることができ、デザイン領域からの提案もできるようになりました。

お互いのチームの事情(体制変更や人事情報)や、プロジェクトの進め方、事業部側の施策の優先度の付け方など、タスク以外の情報も話すことで、以前よりスムーズにタスクを進められるようになりました。

実際に、事業部から「いつかやりたい」ともらったLP制作の相談に対して「その切り口なら他事業部でも一度やったので、詳細部分を変えれば活用できそうなので、やりましょう〜!」と、スピード感を持った対応もできるようになりました🏃💨

2️⃣ より深い議論ができるように

企画段階から話を聞く機会が増え、施策により適したクリエイティブを作れるようになりました。また、実施した施策の振り返りの頻度も多くなり、フィードバックを回収しやすくなりました。

今までは、依頼をもらったあとに「もう少し話を聞かせてほしい!」となっていましたが、今では多くが依頼前の企画段階で「今KPI進捗が少し悪いのでイベントを企画中で、内容は〜を考えていて…」「新しくキャンペーン打ちたいと思っていて…」と、相談ベースで話を聞けるようになりました。
それにより、私たちも解像度が上がり、クリエイティブ制作に活かすことができています。

また、かけはしシートには振り返りを記入する欄も作りました。定期的に話す場があることで「前のイベント、成果どうでした?」「パンフレット、実際にイベントで配布してみて使いづらかったポイントありました?次回改善しましょう!」と、今までは頻度高く回収できてなかったフィードバックを聞く機会が増え、デザインチームにも様々な知見が溜まりました📝

3️⃣ 未来のデザイン依頼予想がわかるように

企画中の施策やイベントを知ることで、デザインチームの時間の確保や、早めのリサーチができるようになりました。いきなり大きな依頼が来ることもなくなり、心臓への負担も減らすことができました…🥺

今では、2024年内に出展するイベントや、主催する大型のイベントやカンファレンス、それに伴う制作物予定も見えているので「10月やばそうだな〜今から体制考えとこ」と傾向と対策もできるように👀

全社横断のイベントカレンダー🗓

4️⃣ 事業部側と仲良くなった(割と一番大事?)

やはり、顔を合わせて話す機会が増えると、仲良くなれます🤝 同じゴールを見据えて、お互いにできることを議論し、一緒に取り組み、そして時には雑談もして…と、対話を重ねたこの半年で、より仲良くなることができました。

実際に、事業部側からも「デザイナーが身近に感じるようになった」「デザイナーと定期的に話せる機会が増えて嬉しい」「状況が知れて助かる」などの声をもらえました!やってよかった、かけはし🌈✨

5️⃣ 仲介人として、事業部同士の連携を増やせた(多分)

(ここも定性的な感覚値の話になってしまうのですが)
事業部を横断しているデザインチームがHubとなることで「A事業部ではこんな取り組みやりますよ」「B事業部でこんな話出てたので、もしかしたら◯◯さん関係あるかも」と、デザインチームから事業部の取り組みを紹介する機会が増えました。
「知らなかった!話聞いてみます〜!」という会話が増えたので、事業部間連携の機会を生み出すことに寄与したのではないかと思っています!


そしてこれから

事業部とのこれまでのかけはし🌈によって、最低限の関係性構築や制作の土台は作ることができました。今後は、各事業部が持つKPIや進捗を把握し、もっと一緒に肩を組みながら「ファインディの成長をデザイン領域から牽引する」ことを目指したいと思っています。

そのためにも、ファインディデザインチームでは、かけはし🌈以外にも様々な取り組みを行っています。デザイン生産性の可視化、依頼フローの自動化、クリエイティブ評価、などなど、紹介できそうな取り組みはまたnote書きます🙋‍♀

さいごに

このような、デザインチームから事業部への積極的な動きなどを評価いただき、2023年下期の全社総会でチームワーク賞を頂きました🏆✨ (2023年上期はチーム賞もデザインチームが受賞!)ファインディにおいて、デザインチームが事業貢献している証だと、有り難く受け止めております。

学生時代は熱血な帰宅部部長だったので久々のトロフィーでした✌️

そんな急拡大する事業と伴走しながらクリエイティブに向き合えるファインディデザインチーム、絶賛採用中です!興味のある方はぜひ気軽にお話しましょう〜🙌
全社総会の紹介note、MVPを受賞したエンジニアのブログ、デザインチームの採用情報とともにお別れです👋 またね!

P.S. おともだちも、引き続き募集中です

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