本記事の想定読者

PE業界未エントリーであるものの、将来PE業界に入って活躍したいと考えている方を想定。投資銀行、コンサル、商社マン、会計士、弁護士、学生がメインターゲット。

PE志望者へ求められるバックグラウンド・能力

基本的に、PE業界では新卒採用をしておりません。即戦力を求めております。一方でPE業務は幅が広いため、Day1から全部できる人はいません。そのため、採用の対象となる方はPE業務の一部業務を前職で経験し、スキルを有している方となります。
＜求められるバックグラウンド＞
・IBD出身者：M&Aのエグゼキューションプロセスを一通り理解していること、モデルができる点が強みです。ファンドカバレッジをしているとベターです
・コンサル出身者：提案書作成、投資先のビジネスの分析、バリューアップを主導できる点が強みです。ビジネスＤＤのプロジェクト経験が豊富であればベターです
・投資経験者：商社他で事業投資の経験者が該当します。エグジットの方法は異なるものの、M&A、投資プロセスへの理解が強みです
・会計士：財務税務に強い方。財務税務DDや投資後のバリューアップの財務面での貢献が強みです
・弁護士：法務DD、契約書対応が強み。ビジネスセンスがある方であれば機会があります
現在、保有スキルがない方はまずは上記の経験を積みことが求められます

PEに入るために準備すべきこと

1. エージェントとコンタクトを取り採用情報をもらう。PEの採用の注意点はそもそも採用をしていない時期、あるいはヘッドカウントはアソシエイト1名あるが、対象が絞られていること（コンサル出身、IBD出身、バイリング限定、中国語話者限定、女性限定、MBA卒限定　などなど）が多いです。従い、PEに入りたい人はエージェントからヘッドカウントがオープンしたタイミングで情報をもらえるようにコンタクトを取っている必要があります。この点は常に大量採用をしているコンサルとの大きな違いですので、肝に銘じておいてください

2. オススメエージェントを参考までに載せておきます。最後は自身の目で見極めるのがよいと思いますが、大外れはしないと思います

   1. キャリアインク

   2. アンテロープ

   3. RGF

   4. コトラ

3. 実際にPEで働く人と話をし、業務理解、志望動機の整理を進める
   やはり生の情報に勝るものはありません。PEに入りたい、と思うのであればこのプロセスはしっかり踏んだ方がいいです。少なくとも5人以上に合うようにしましょう。一人知り合いを見つければ数珠つなぎできますし、どうしてもいなければエージェントに紹介をお願いしてみてください。あなたが優秀な候補者であれば、必ず紹介してくれます。

4. PEで働く人が少なければPEと一緒に働いている人に話を聞くのも、少し遠回りですが、ありでしょう
   （例：FA、コンサル、弁護士、銀行、LP　etc.）

以上です。
次回は実際の面接の突破方法につき、お話する予定です