商店街が残っている地域に住んでいる方はラッキですね♪

お店の方とたくさんお話をして買い物を出来るんですもの。

・・・・・・♪・・・

「そのお店

　　　あると思うな

　　　　　　いつまでも」

想 像 す る だ け で 悲 し い 😷

本やさん
文房具屋さん
酒屋さん
八百屋さん
お豆腐屋さん
魚屋さん

私が通っていたお店　全部　大好きだった。

みんなもうない😭

昔の話
私は中学受験をするために塾に通っていました。

疲れると熱を出すタイプで、そんな日は学校を休んで睡眠を取りました。大概、夕方には熱が下がり塾に行けるようになります。母は自転車の後ろに私を乗せて薬局に行き、子供用の栄養ドリンクを買ってくれます。
私はその場で瓶をきゅっと開けて一気に飲み干します。
その間、母は店の主人と立ち話。

飲んでいるよりも話を聞いている方が長い位なんだけれど
「じゃあ　頑張ってきなね～」とおじさんに見送ってもらうと
一晩中勉強できるくらい元気になっちゃいます。

ある日
商店街に薬局のチェーン店が出来たんです。

テレビに出ているお店だ😮

CMを流しているお店が
地域に開店するのは初めてだったので
本当にあるんだあ！って　びっくりしました。

オープンセールに行ってお菓子をもらいました。

店内は街中の人が集まったみたいに　ぎゅうぎゅうでした。

そこはいつも利用していた薬局とはまったく違いました。
誇りの被った洗剤や、
お店の人に声をかけないと取れない瓶の薬などがないんです。

母はしばらくの間、物珍しそうに通って
トイレットペーパーや常備薬を買ってきました。
楽しそうでした。

けれど　しばらくすると　また
おんぼろで崩れそうな
ずっと通っていた薬局に行くようになりました。

そして　この言葉を　よく言っていました。

「みんなが新しいお店に行ったら
あのお店は潰れちゃうよ」

買うものがなくても
潰れそうなおじさんのお店を
応援しに行っていたようで
私が熱を出さなくても
栄養ドリンクが冷蔵庫に入っていることもありました。

受験には落ちましたけれど勉強を頑張ったことがとても楽しかった。
そして　薬局のおじさんと母の話している姿や
言ったセリフを思い出すと、頑張っている私を見ていてくれたんだと
なんともほっこりした気持ちになるのです。

そんなふうに
商店街には良い時間が流れていました。
商品とにらめっこする買い物ではないのです。

八百屋さん魚やさんが
「これ持って行きなよ。」
なんておまけしてくれたっけ。

あれって

その日に余りそうな品物だったんだな。

そうやってロスの調整をしていたんだ。

あの頃のお店屋さんありがとう。

大型店に行くようになっちゃってごめんなさい。

お買い物するところが増えて楽しくなっちゃった私達。

おかげで

大好きだった商店街はなくなってしまった。

誰が悪いわけでもないんだけれど

思えば店主が見えない世の中になってしまった。

大型店で買うようになり
いつのまにか
残りの1個を競うようになってしまった。

それってどういうことか
分からない人もいるよなあ。

今日のおかずを選ぶときに
今なら
残り少ない方に目が行っちゃう。

誰よりも早く買わないとって。

お洋服屋さんでもありますよね。
「残り１枚なんですよ～」
なんて言われると、買わなきゃかな？って思っちゃう。

それが商店だったら逆なんですよね。

「今日は鯵がたくさん余っているんだよ」って言われたら
「あら。じゃあ　それにするわ」
と言って買っていたし
お肉屋さんなら
「合い挽きの美味しいの、いっぱいあるよ」
と言われたら
「じゃあ今日は餃子にしようと思っていたけれど
ハンバーグにしよう」とか。

主人が予測して仕入れた商品を
お客さんが微調整してあげるシーンがあった。

夕方は特に
お店の状況を見ながら買い物をしていた。

優しいお客さんだらけ。

残りの1個を目指したり
値引きシールとの会話じゃなくてね。笑

・・・

薬局屋さんがどうなったかって？

ある日突然
建て替えて
綺麗な薬局になってた！！

しかも住居付き３階建て！

なんで・・・？😮

母と同じように考えたお母さんたちが
いっぱいいたのかなあ😋

同情をかった

おじさんのかち！

商店が　残っていたら　行ってみよう

ステキな出会い　君を待っている