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しなやかに歌って

前回に引き続き、影響を受けた音楽についてです。

私は何と言っても、、
山口百恵さんで育ったと言っても過言ではありませぬ。笑
「横須賀ストーリー」のEP版を買って貰ってよく聴いていたが、一番のお気に入りではなかったな。たぶん、流行っていたから買ってもらったのだろうな。。
私は初期の頃の曲はどれも好きだ。
「春風のいたずら」「青い果実」「ひと夏の経験」は大好きで、テンポの小気味よい歌が子供でも馴染みやすかったのだと思う。大人になってからは「冬の色」というタイトルとジャケットが特に好きなんだ。雰囲気があって、昭和の喫茶的な。トーンがよく落ち着いた雰囲気。
百恵さんの赤いシリーズというドラマも欠かさず見ていた。「赤い疑惑」で白血病というのを初めて知った。しかもRHマイナスのAB型という稀な血液型を持つ女の子の設定であった。設定で叔母の岸惠子(テレビドラマ出演など非常に珍しい)の住むパリに会いに行った帰りの機上。なぜかトイレの中で流血して血が止まらないというお話は、鮮烈な内容だった。当時まだ海外旅行は夢のまた夢であったし、飛行機なども今ほど当たり前の乗り物ではなかった。経済状況や世の中はまだまだ途上であったと思う。なので、海外しかもパリという響きや、モンパルナスの階段が子供心に、なんて秋枯れた雰囲気の素敵な街なのだと憧れを持ったものだった。

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