谷津 孝啓

株式会社IRODORI 代表取締役 / (茨城県鉾田市・島根県奥出雲町・群馬県嬬恋村)…

谷津 孝啓

株式会社IRODORI 代表取締役 / (茨城県鉾田市・島根県奥出雲町・群馬県嬬恋村)官民連携コーディネーター / おやまワガママLab理事 / Local Dialogue 共同代表 / 丸の内ヴィクトリーナ 代表

マガジン

  • 【Society5.0ラボ】運営メンバーのチャレンジ

    • 6本

最近の記事

地域でたった一人の課題に寄り添う「ペルソナカード」の開発

プロトタイプ開発中のペルソナカードを茨城県立鉾田一高の先生方に協力して頂き、生徒のみなさん向けにワークショップを実施していただきました。 文部科学省が提示している探究学習のプロセスはこんな感じ。 あまり考えずに見てみると何も違和感を感じませんが、複雑な社会状況を踏まえて課題を設定することは、そもそも高校生にとってハードルが高く、多くの学校で先生がテーマを与えるケースや生徒が考えるけど、壮大なテーマになってしまいがちという課題を見聞きしてきました。 そこで、先日の投稿でも

    • 地域で新たな組織が生まれるワクワクを体感した1ヶ月【IRODORI_1月活動】

      2024年になってIRODORIでは初めて小売事業に挑戦しようという動きが出てきました。 これはビッグニュースです。 構想は昨年からありましたが、いよいよ動き出していきます。 その話は改めてするとして、今回は2024年1月の振り返りです。 1)仙台にてワガママ会議、ローカル・ダイアログ体験会事業パートナーのAKKODiSコンサルティング社と連携して地元企業を対象にワガママ会議とローカル・ダイアログの体験会を実施してきました。 ここ数年、企業における地方創生の意識が大

      • 「地域福祉」を考える市民ワークショップ

        現在、千葉県柏市で地域健康福祉計画の策定に取り組んでいます。 冷たい雨が降る1月21日(日)に無作為抽出で選ばれた約20名の市民の方に参加して頂き、これからの柏市での「福祉」のあり方を考える市民ワークショップを実施しました。 なぜ、僕たちが行政の計画作成支援に関わることが増えてきたのか。 その理由は今までのやり方では時間も費用もかけて作成した計画が地域で暮らす住民のみなさんに周知されずに無駄になってしまっているから。 IRODORIでは企業や行政の新期事業開発支援を行

        • 静岡県下田市とDXを推進する人財育成に向けた包括連携協力の締結

          静岡県下田市とAKKODiSコンサルティング株式会社と「DXを推進する人財育成に向けた包括連携協力」を締結しました。 この協定締結のきっかけは2020年から隣にある南伊豆町をフィールドに官民連携を通じた課題解決活動を推進してきたことにあります。 国家施策でもあるSociety5.0の実現のためには、テクノロジーを扱うことのできるエンジニア人材が企業の商品やサービスを開発しているだけでは社会課題の解決にはつながらないため、実際にリアルな生活者の課題を体感して、その課題をエン

        地域でたった一人の課題に寄り添う「ペルソナカード」の開発

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        • 【Society5.0ラボ】運営メンバーのチャレンジ
          6本

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          全国のワガママを集めた週末

          1月13日〜14日で開催されたJOIN 移住・交流&地域おこしフェア2024にIRODORIとしてブースの出展をしました。 2024年のIRODORIのテーマ「ワガママの社会実装」をする上で現場の声が圧倒的に大事だと感じていたので、今回も全国から集まった行政職員と移住を検討している来場者の方々にワガママインタビューを実施し、声を集めていきました。 法人ブースは企業の商材やサービスを紹介することがメインになるのですが、IRODORIのブースは「ワガママ」を集めている。実はこ

          全国のワガママを集めた週末

          【ワガママの社会実装元年】IRODORI2024キックオフ

          IRODORIに関わるメンバーと2024年キックオフを行いました。 ふと今回参加したメンバーの出身地を見てみると 全国に広がってきていて嬉しいですねー。 生まれ育った地域が違うメンバーと一緒に活動することで、その地域特有の価値観や文化に触れることができるのが楽しい!! 本題のキックオフ会の内容はIRODORI2024年の目標と活動共有でした。 まずはIRODORIが目指すチームの共有。 改めてPurposeの共有と「つながる」「出番をつくる」「事業をつくる」「仕組

          【ワガママの社会実装元年】IRODORI2024キックオフ

          ワガママの社会実装に取り組むことを決意した1ヶ月【IRODORI12月活動】

          今年の冬は暖冬だねと言いながら防寒対策をしないで地方出張に繰り出してしまったIRODORIメンバー。 やはり「冬は寒い」という当たり前のことを実感した12月でした。 1)千葉県柏ワガママ会議千葉県柏市で取り組んでいる重層的支援体制整備事業の推進の中で「柏ワガママLab」が立ち上がることに! そのプログラムの一環として地域で暮らす市民が「こうなったらいいなと思っているけど、諦めていることや我慢していること」を可視化して社会福祉協議会と共に実現していく「柏ワガママ会議」のキ

          ワガママの社会実装に取り組むことを決意した1ヶ月【IRODORI12月活動】

          未経験の領域への挑戦を繰り返したIRODORIの2023年を振り返る

          2023年も多くのチャレンジをさせて頂きました。 本当に感謝です。 IRODORIの2023年を取締役たちで振り返ってみたのでnoteに記録したいと思います。 1)IRODORIメンバー増加中まずは、IRODORIに関わって頂けるメンバー(パートや副業も含む)が20名を超えました!! wantedlyで継続的に求人を出していることもあり、多くの方からエントリーをして頂けています。月平均のエントリー数はなんと45名!!地域課題解決や社会課題解決に挑戦したい人が年々増えてい

          未経験の領域への挑戦を繰り返したIRODORIの2023年を振り返る

          事業推進に奔走中の1ヶ月【2023年11月IRODORI活動】

          12月も終盤になってきましたが、まだまだ落ち着きそうにない今日この頃。 想像以上に出張が多くて11月のまとめを書くのが遅くなってしまいました。 多くの挑戦をさせていただいている中で、社会に提供できるサービスが整理されてきたと実感できた1ヶ月でした。僕たちはまず、社会課題、地域課題を解決する仕組みを構築し、その上で自治体や企業と連携して事業化していくことが強みです。 国として推進していく政策を理解しながら現場に突っ込んでいくので、仕組みを構築していきたい自治体職員のみなさん

          事業推進に奔走中の1ヶ月【2023年11月IRODORI活動】

          地域のワガママを可視化し実装した1ヶ月【2023年10月 IRODORI活動】

          10月も本当に多くの活動をさせて頂きました。 まとめるのに時間がかかって気がつけば11月も1/3が過ぎようとしてます。 さあ、今月もがんばるぞー! 1)SIP2023 当別町フィールドワークAKKODiSコンサルティングのみなさんと連携して取り組んでいるデジタル人材による地域課題解決プログラム「Social Innovation Partners Program」の北海道当別町フィールドワークを実施。 チームメンバー7名で「商店街活性化」と「教育」をテーマに住民取材を中心

          地域のワガママを可視化し実装した1ヶ月【2023年10月 IRODORI活動】

          全国を飛びまわり、新たな挑戦をした1ヶ月【2023年9月IRODORI活動】

          SNSで発信しないでいると、折角の活動が誰にも知られることなく自分だけの思い出になるのは社会の損失ではないのか?と感じ始めまして、毎月何をしているのかまとめて発信していくことにしました。 2023年9月に行った、地域での主な活動はこちらです。 【1】社会活動デビュー セミナー登壇 しびっくぱわーの小泉さんからお声がけ頂き、社会課題スタートアップセミナーに登壇しました。僕が担当したテーマは「シビックテックとまちづくり」。 自分が社会人になりたての頃、何者かになりたくてもが

          全国を飛びまわり、新たな挑戦をした1ヶ月【2023年9月IRODORI活動】

          茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校にて、探求学習の授業を担当しました

          鉾田第一高等学校附属中学校の1年生から3年生までの生徒120人を対象に、「探究的な学習におけるテーマ設定の手法について学ぶ」というテーマで講演とワークショップを行いました。 昨年から取り組んでいる鉾田市での地域プロデューサー養成講座に参加してくれている附属中学校の市毛先生からの依頼でした。 僕が探求学習の課題の一つに感じているのは、学生が設定できるテーマの多様性の少なさです。というのも、日本に生まれ育った13歳から15歳の中学生が普段の生活の中で体感できる課題はそこまで多

          茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校にて、探求学習の授業を担当しました

          新時代に対応した持続可能な部活動推進

          茨城県鉾田市で「新時代に対応した持続可能な部活動推進」の仕組みづくりを行っています。 日本バレーボール指導者協会の山田さん、三枝さん、樗木さんと総合電機メーカーのエンジニアの方々と連携して、継続的に鉾田市のみなさんと実証事業を行なっています。 現在の部活動を取り巻く環境は決して良いものとは言えません。一人or二人の先生が安全管理、技術指導、人格形成に至るまでを責任を持って取り組んでおり、現場の先生方への負担が大きすぎて、全く持続可能じゃないなーと感じます。 そこで、僕ら

          新時代に対応した持続可能な部活動推進

          デジタルは人と人をつなぐ

          先日、包括連携協定を締結した福井県あわら市でDX推進をミッションにしたICTアドバイザーに末吉さんが着任しました。 ■プレスリリース 福井県あわら市初となる「地域活性化起業人」の協定を締結 末吉さんはエンジニアでもなければ、デジタルに強い訳でもない。 でも、大手外食チェーンでの店舗マネジメントや人事というキャリアを活かしたコミュニケーション能力は圧倒的に優れている方です。フィールドワークで2泊3日程度、地域で活動すれば10人くらい顔見知りの人ができていて、「地元の人です

          デジタルは人と人をつなぐ

          デジタル変革時代における地域課題解決

          1月17日(月)13:00-14:30に開催されるオープンガバメント推進協議会主催のオンラインシンポジウムで基調講演をさせていただくことになりました。 ■令和3年度オープンガバメント推進協議会オンラインシンポジウム テーマは「デジタル変革時代における地域課題解決について」 2019年からアデコグループのModis社と連携して取り組んできたエンジニアの社会課題解決プログラム「地方創生VI」がまさにデジタル変革時代の地域課題解決に向けたアプローチとして一つの手段なのかなと感

          デジタル変革時代における地域課題解決

          政策策定や事業企画に変化の兆しが。

          10日くらい前の記事。 神山町の取り組みはめちゃくちゃ参考になりますね。 未来のことだから、まちの計画は、40代以下でつくろうと決めた。結果、2年連続の社会増へ この記事に出てくるような多くの人たちが自分ごとになる政策をつくるには対話の場が重要なんですよね。 ただ、フリーディスカッションで対話をすることは本当に難しい。普段から地域に対して課題意識を持って生活をしていないと、いざそのような場で発言することに躊躇すると思いますし、地域にある人間関係に配慮して言いたいことも言

          政策策定や事業企画に変化の兆しが。