縫製を始めてより強く思う。
どんなことも、やった人にしかそれぞれの苦労はわからない。

だからこそ、工賃を支払わないとか値切るとか、おかしな話だと思う。
作る人にも生活はある。売る人にも生活がある。
みんな平等なのに、お互いを尊敬し合わなければいけないのに
優劣が激しくてなんとも言えないこの頃。
どうにかして、このサイクルを変えたい。

世の中に使い捨てのように手頃な価格で買える服が溢れているけれど
その裏側を想像するととても恐ろしい。

軽く聞いた話だと採算を合わせるためには1日に500枚とかは上げなくちゃいけないそう。（工場の人数にもよりけり。こういうところは何百人と従業員がいるそう。）
だからだーーーっと縫わなければ追いつかない。縫製の少しの歪みとかまで確認までしていられない。
服としては仕上がるけれど、きれいかどうか問われると難しいところ。

反対にきれいにこだわりまくっているところは、枚数にも人数にもよるけど1日じゃ上がらない。30枚くらいを10日くらいで上げられたら早いのかな。（50年以上やってるベテラン3人でも）
だから朝から夜中までやっても儲けなんてものはでないそう。

いろいろキリがない話だけれど、なんとかならないかと思う日々。。。

それぞれの苦労を知ってほしいとかそういうのじゃなくて、
わからないからこそ、お互いに感謝して付き合っていくべきじゃないかなと思う。どんなことでも。