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おもてなしの一手間が人の心に伝わる時「ノカンゾウから学ぶ編」

山菜体験教室に遠くから多くの人に来て頂き本当に毎回感謝しています。


そしてこちらでは多くの山菜を食べて頂いてもらえるように


栽培している自宅や畑などから大きくなり過ぎて収穫できないものは近くの森の中や草原のまだまだ瑞々しい山菜を採りに行ったりします。

前日から当日の朝、できるだけ鮮度のいいものをと思って提供してます。


今回のノカンゾウという山菜は東北はもちろん、関東圏でもどこにでもある山菜です。

キャベツよりも美味しい、本当におすすめの山菜ですがあまり知られていないんです。


たまにノカンゾウを売っていたりもしますが安く低いレベルで見られていることがありますが僕は本当に重宝しています。

群になる山菜で誰も採らない地域では大草原になります。


僕にはキャベツ畑にしか見えないんです。


でも山菜教室のメインはやっぱり東北で有名な王様、女王、横綱などの山菜ですが

できるだけ多くの山菜を提供したいのでやっぱりノカンゾウとかも集めます。


そしてその試食した多くの山菜の中でも「ノカンゾウ」が大好きという人がいるんです。


今回で2人目で「ノカンゾウならそこらにたくさんあるのでよかったら採りに行く?」と聞くと


「行く!!」っと!



草原地帯の場所ですがそこへ連れて行くと多くの草が生息していて最初はどれだかわからなかったみたいですが


採りはじめて周りを見ると「ノカンゾウだらけ。。こんなにたくさんある。。」と二人が気付きました。。。


するとさらに目の色を輝かせて夢中になって騒いで収穫してました。

滑って転げ落ちてもお構いなし。。
笑ってはしゃいでいる姿を見るのはいいものです。。


そんな光景を見ていると本当に山菜やっていてよかったなって思います。


仮面を外したその姿は本当に自然の姿。。


周りの人から見たらただ草原に埋れている二人にしか見れないのですか、彼女たちにとったらきっと甘くて美味しいキャベツ畑に見えたことでしょう。。


こういう体験もやれたらいいとしみじみ思いました。。


ただ試食をする前にここへ連れてきてノカンゾウを採らせてもこのテンションは生まれないんです。


試食して美味しさがわかると人は草が草と見れなくなるんです。。


たった一つの山菜でこれだけ楽しめるのですから


東北で10種類以上の山菜を収穫している僕はその何十倍も楽しんでいるのがわかったと思います。

おもてなしの一手間が人の心に伝わった瞬間だと思いました。

朝早く採りに行ったから生まれたこの感動。。
一つでも多くの山菜を試食できるのならば食べさせたい。。

そんな気持ちからできた行動でした。


日本は本当に楽しいところです!


少しでも役に立ったら嬉しいです。。

全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。