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うなぎを食べると祟りの地域!「知なぬが仏編」

うなぎを食べたら祟りが起きる!!

そんなところあるのでしょうか。。


はい、僕の住んでいる場所です。


僕が生まれ育った場所は違うのですが今は祖父母が住んでいた家に住んでいます。


ここに住み始めたのは海外から戻ってきてから。。


祖父母が生きていた時も全く知らなかったことがこの。。


この小さな地域の「うなぎは神様」


それはここの近所も合わせて5軒ほど。。

その事実を知ったのは近所のおばあちゃんと話をしていた時でした。。


そんなおばあちゃんは嫁いでこちらに来たのでもう60年くらい。。

知っているけどもたまにはうなぎを食べたくなってしまうようなのです。。


そしてうなぎを食べると不思議とその親族に災いが起きたのが何回もあると言います。。

そう、うなぎを食べた本人にバチが当たるのではなく、その家族だったりするようなんです。それがここのうなぎの神様の厄介なところ。。

本当ならば聞いた僕本人よりもそのおばあちゃんが堪えると思うのですが、おばあちゃんはたまにうなぎを食べるそうです。。

強いですね。。!!


小さい頃からうなぎを食べていた僕はその話を聞いてからここに住んでいる限りウナギは食べるのは止めようと思いました。


それではどうしてうなぎを食べてはいけないのか。。。

そんな疑問を感じました。。


とにかくここの5軒の神様は「うなぎ」だという。。

だからうなぎを食べてはいけないというのです。。


うなぎを神様だと思う理由は何かというと以前に天罰が降ったと感じたことでしょう。。

そんな昔からうなぎなんて食べれたのだろうか。。っと思うと。。

うなぎが沢山取れたといいます。。


田んぼだらけのこの場所にはうなぎがたくさんいたというのです。

だから昔の人はうなぎをよく食べていたそうです。


ここ5軒だけではなく、この地域の人が食べていた。。。

だけどうなぎを神様とするのはこの5軒だけ。。


なぜか。。。



それは火がしっかり通っていなかったか、生で食べたか。。。

それでひどい状態になったのだろうと思いました。

うなぎの血は猛毒なようで生で食べたりはしません。

きっとその毒が当たって。。この近所の人は。。

「祟りじゃ〜!!」っとなったのだと思います。。


少し離れた親戚の家ではその近所ごとに作ってはいけない野菜が昔からあるそうです。それも祟りとかの世界だそうです。。

この家はナス、隣はトマト、前の家はきゅうりなど。。

でもどうしてかな。。って考えると


きっとそういうことを決めておくとご近所付き合いが良くなるよ!っということなんではないかと思います。

きゅうりが作れない家にはきゅうりを分けてあげたり、そこから何か自分のところで作れない野菜を頂いたり。。

今でも守っている近所もあるようですが、きゅうりを作れない家は祈祷師を呼んで

「はいや〜あいや〜!」っとやってもらい

今ではきゅうりを作っているそうです。。


日本人って面白いですね。。。


きっといろんな地域でそんな祟りの話はあるのではないでしょうか。。


祟りって怖いですね。。法律とかよりも最強です!


車でスピード出しすぎても見つからなければオッケーの世界。。

泥棒しても捕まらなければオッケーの世界。。

バチが当たるぞ!!祟りが!!の方が24時間365日監視されているのと同じです。


昔は川の氾濫も神祟りと。。。

その代わりに人を捧げた話もあります。。

ただの天候だったのにも関わらずに

その人柱の後にたまたま天候が回復すると。。

そのおかげだとも思う。。


どうして神様に生きた人を捧げるようになったのでしょうか。。

しかも若い女性、未亡人を神様に与えています。。

おじいちゃんやおばあちゃんではダメなのでしょうか。。


日本人ってやっぱり面白いですね。。


うなぎを食べられない地域があるということを

知っていただけたらと思います。。


でも最近知ったのですが、家でうなぎを食べるのがダメで

外で食べるのはいいようです。

それは集会などの集まりで地域でうな重を出したときにこの5軒の人だけが食べれないというのは良くないということみたいです。。


なのでここ5軒の人は昔は外ではうなぎを食べていたようです。

家でもうなぎを食べている人がいるとも思いますが、

僕はウナギはここにいる限り食べないでしょう。。


めちゃくちゃ祟りに弱い人間です。。












全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。