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「メーデー」

眠れない夜に一人残された気になって 目を背けたいような現実はすぐそばにあって 強く目を瞑った 孤独な部屋に夜の静けさが迷い込んで 窓を叩いた雨音が僕を嗤って 深く耳を塞いだ 助けはすぐそこ 窓叩く雨音 閉じ込めてしまうからずっと気付けないだけ 眠れないままで気がつけば朝を迎えて 目を背けたいような現実が部屋に差し込んで 誰か気付いてくれ 助けはすぐそこ 差し込んだ太陽 閉じ込めてしまうからずっと気付けないだけ 雨はとうに止んだ 今を照らす光 暗い闇の底 見つけてお

    • 「○」

      孤独を感じた夜もいつも通り息をしていた 寂しさを閉じ込めて一人ぼっち夜を越える 終わりが苦手な君は始まりを迎えて笑う いつか終わりが来ることなど 知らないようにおどけて笑う 明日はどんな日が来るのだろう 今日よりも少し幸せであれ 堪えた涙の理由は 間違いを許せないから 正しさが何なのか 分からないのが許せないから 明日はどんな日が来るのだろう 今日よりも少し幸せであれ 夜空に浮かんだ丸い月は 明日を照らすスポットライト 孤独を感じた夜も 月は僕らを照らしている

      • 「スピーカー」

        言葉を一雫 海に流したら 遠く何処かの 誰かに響く 木々のざわめき 街の喧騒 全て集めて 息をしている 一人のままで 生きていたなら 孤独の意味は 知らないままだ 一人のままで 生きていたなら 別れの意味は 知らないままだ ひらり ひらり 蝶の羽音は ふわり ふわり 夜風に変わる いつか君が 孤独の意味を 知った時は 名前を呼んで 波の間 流したのなら 声は届く 日々は繋がる 言葉は時として光に変わり 愛を知らない誰かを照らす だが時として ナイフに変わり また誰かの

        • 「moon drip」

          moon drip 月の雫は落ちて 魔法は解けてしまうの moon drip 君の幻だけが 未だに消えてくれないな 流れる時間が君のこと 分からなくさせて 確かめる術もないものに怯えた 掛け違えたボタンのようね また誤魔化しあって 気が付かないまま 分かり合えないまま moon drip 月の雫は落ちて 魔法は解けてしまうの moon drip 君の幻だけが 未だに消えてくれないな 最後は笑っていようね なんて強がって 泣き腫らした目の君が痛かった つられないように不器

        「メーデー」

          「爪」

          深いところで切りすぎたからね なかなか痛みは消えてくれないの 優しいところがあなたの悪いとこ その優しさ 私だけが欲しかった

          有料
          100

          「爪」

          2023.07.28

          おはようございます。 7月28日は埼玉はみずほ台にある、おとなりにてライブでした。 約三年振りに出演させていただきましたが、やっぱりとても暖かい空間でした。 ステージ後ろの棚に以前共演した方のCDがいくつもあり、前回来た時と比べてとても多くの人との繋がりができたんだなあと実感しました。 ライブのセットリストはこちら。 1.夜の魔法 2.鏡 3.下北沢駅前 4.煙草と私 5.夢屑 6.日々 7.君のいる部屋 共演したたんげまことさん、高橋レオさんはお二方とも初めましてで

          2023.07.28

          「52Hzの鯨」

          さざなみに水面は揺れて はなればなれ 波の音は遠くなって ながれながれ

          有料
          100

          「52Hzの鯨」

          2023.07.24

          こんばんは 代々木Laboにて「4×8」でした。 Laboが選んだ4組にそれぞれの演者が選んだ4組を加えた計8組で作った一日でした。見て下さった方、ありがとうございました。 普段から自分の中で考えている「闘争心」を、今日は前面に出したMCにしました。 音楽に勝ち負けはないとは言いますが、それでもどこかに優劣や勝ち負けは存在していると思います。 その中で自分がどれだけいい演奏ができるか、自分を追い込む意味でも口に出していくようにしようと思います。 僕が呼ばせてもらった笹川

          2023.07.24

          2023.07.20

          こんばんは 7月20日は東新宿真昼の月夜の太陽にてライブでした。 セットリストはこちら 1.ハルジオン 2.下北沢駅前 3.煙草と私 4.あまり1 5.夢屑 6.君のいる部屋 真昼でのライブはいい具合にリラックスしながら歌えている気がします。 時々リラックスしすぎているのかもしれませんが。 終演後、LINE@の使い方の相談をしていました。 出来るだけ早めに詳細を詰めて、いろいろ試しながらブラッシュアップできればと思います。 丁寧に唄うことを心掛けている7月、残り3

          2023.07.20

          2023.07.19

          本日は浅草Gold Soundsにてライブでした。 トリ前で出演するときは決まって「如何にトリの人にプレッシャーを掛けられるか」を意識して歌っています。 そんなセットリストがこちら 1.蝉時雨 2.よなよな 3.鏡 4.夢屑 5.笑って 6.生活と音楽 久しぶりの蝉時雨、よなよなに最近定番となりつつある曲達で組みました。 バランスのとれた感じになったかと思います。 MCの中でも少し話した通り、最近ライブ終わりに『悔しい』とか『羨ましい』という感情が沸いています。 そ

          2023.07.19

          2023.07.17

          西新宿MELODIA Tokyoにてライブ。 完全に思い付きでライブの日はその日感じたことを文字に残そうと思う。 ほどほどにね 阿部浩二さん、傷女融解さんとのスリーマンライブ。 一番手としてステージに立つ。 傷女融解さんとは初めましてだがSNSで時折流れてくる写真や動画を見ていたし、阿部浩二さんとは以前にもご一緒させていただく機会があったので、(今日はどれだけ重たいセットリストでも受け止めてもらえるだろうな)と勝手に思っていた。 そんなセットリストがこちら 1.夜の魔法

          2023.07.17

          つらつらと

          こんばんは 昨日のライブ「朧夜」のアーカイブを見ていたら唐突に書きたくなったのでつらつらと。 一番手は川口拓万くん。 対バンは二度目。初めましての時も人見知りが発動してあまり話せなかったのですが、今回快く出演してくれました。 すごく輝いて見える人で、その光り方は太陽の明かりというよりは月の凛とした明かりのようなものを感じます。 曲の言葉選びやコードセンス、純粋な声の良さ等とても僕好みでかっこいいアーティストだなと思います。 ライブでは「日々」をカバーしてくれまして、あまり

          つらつらと

          「知らぬが仏」

          言い訳ばかりの冒険者 味方はいないぜ当然さ 孤独に唄う応援歌 ラララ 狂った世界の傍観者 変わりはしないよそんなんじゃ 本気にすんなよ冗談さ ラララ 行かないで行かないでなんて 痛いよ 痛いよ 痛いよ 嘆くほど辛くないよな なんてさ あぁなんてさ 分かったような口を塞げ 枯れたのは心と体 だってさ あぁだってさ 知らぬが放っとけ 町中に響くサイレンと 誰一人聞いてない演奏 あの日の夜の再現を 行かないで行かないでだって 居たいよ 居たいよ 居たいよ 泣けるほど頑張

          「知らぬが仏」

          「煮凝り」

          君と過ごしてきた日を煮詰めて固めました 苦いようで甘いようなおかしな味がしました きっともう二度と味わうことはないけど だけどまあ別に嫌いじゃない煮凝り 君と過ごしてきた日を集めて歌にしました 苦い失敗も甘い恋も全部入れました きっともう二度と聴かせることもないけど だけどまあ別に嫌いじゃなかったし 大体いつも悪いのは僕で 毎回謝るのは君で これからもっと死ぬまでずっと 居たいよなんて痛かったね 二人の恋は冷めてしまって 今ではちょっと残った煮凝り ああもうやめたこんな

          「煮凝り」

          「ラブレター」

          目に見えない星をまた一つ数えて 触れられない君のことを重ねてみる 誰も居ない駅前青い歩道橋 手を伸ばした星にはまだ届きはしない 上手く言えないけど 君のことを想うと 胸の奥壊れそうになるくらい 痛いんだよ まだ言えない言葉を一人書き留めて 長い夜が明けるまで消さずにいよう どれだけ想っていても いくら書き連ねても 言わなくちゃ伝わらないよ そんなの言われなくても 目に見えない星をまた一つ数えて 言えないままの言葉を今重ねてみる いつか君に渡すラブレター

          「ラブレター」

          「インスタントコーヒー」

          角砂糖とミルクいくら入れても甘くはならないわ 苦いインスタントコーヒー 真白な季節は一人ってことを余計に強く感じる 改札を抜けたらいつもの道といつもと違う右側 あなたが居ないとどうしようもない あたしの気持ちとあたしの飲めないアレと 角砂糖とミルクいくら入れても甘くはならないわ 苦いインスタントコーヒー あなたの香り いっそ捨ててしまえば全部忘れられるの いつの間にか冷めてしまってる 最後の夜からもう何年が経ったすっかり慣れた右側 あなたの声音もよく歌ってた歌もあまり

          「インスタントコーヒー」