さて、年明けから後半戦だ。
昨日は病院に行ってきた。
術後の2度目の確認と病理診断の結果を聞くためだ。
術後の経過は順調で、もう排液も出ないし、キズも問題ないとのこと。
だが、病理診断の結果については、残念ながら期待していた内容ではなかった。
術前の化学療法は効いていないことはないが、期待したほどには効いておらず、完全奏功(PCR)とはならなかった。
PCRが得られる割合は約65%と聞いていたのに、やはりそっちに行ってしまったか。
なんとなく、そんな気がしていた。
がんを告知されたときもそうだったけれど、こんな予感ほど当たるのだから、困ったものである。そして、自分と同じように、自分の身体も、どれだけ頑固で天邪鬼なんだろう。
さすがの?自分も、少々ショックを受けて落ち込んだ。がんの告知を受けたときよりもショックだった。
(正直にいうと、まだショックからは立ち直れてはいない気がする)
65%だなんて、教えてもらわなければよかった。今となってはだけれど。
手術のあとはキイトルーダを規定回数、3週間ごとに打つだけだと気楽に考えていたのだが、追加の経口抗がん剤を8サイクルすることになった。
◇ ◇ ◇
とりあえず、よいこと・希望的観測になり得そうなことなどを整理してみる。
リンパ管侵襲、腋窩リンパ節転移はなかった。(これは純粋によかった)
右胸は全摘してもうないので、少なくとも右胸については再発の心配をする必要はないだろう。
よく考えてみれば、PCRかどうかが分かるのは、トリプルネガティブで術前に化学療法をしたからで、そうでない場合はPCRが得られたかどうかを知る術はない。そう思えば、みんなが感じているのと近い状態になっただけのこととも言えるのか?
PCRが得られれば予後はいい。が、PCRが得られなかった場合に予後が悪いとは限らないかもしれない…。(この辺りは主治医に聞いてみてもいいのかもしれない)
大した内容ではないが、こんなところだろうか。
いずれにせよ仕方ないこと。また半年、治療を続けよう。
◇ ◇ ◇
なぜだか自分には、身体と気持ちは別という意識が強いのか、自分の身体に対して、気づいてあげられなくてごめんね、という気持ちがある。
がんになったところも元々は自分の身体だったのに、何かのきっかけで違っていってしまったことに、もっと早く気づいてあげられたらよかったのに、と思う。
手術の前の治療も手術も、身体にはほんとに頑張ってもらってばかりだったのに、また半年、多少はダメージのある薬を飲んで、頑張ってもらわないといけないのが申し訳ない。また半年、よろしく頼むしかないのだけれど。
せっかく戻ってきていた味覚だけれど、美味しく感じられるのも、またしばらくお預けになってしまうかもしれない。
治療は来年1月の中旬から。この間隙に、美味しいものを少し食べ溜めしたり、できなかった運動をしたりして、舌も身もリフレッシュさせてあげよう。
◇ ◇ ◇
さて、年が明けたら後半戦。
もうひと頑張り、もうひと頑張り。
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