たくさんのものがあふれて、せっかく生まれたのに粗雑な扱いを受けたり、ひどいときは望まれないのに生産されたりする。彼らはたくさんのファミリーに支えられ素晴らしい旅をして今、目の前にいる。そのストーリーを知って彼らがこの世界の一員であることがわかったら大切にしたくなるのに。でも、私たちはこの世のすべてを知ることはできない。

で、目の前にあるものと友だちになる。

仕事柄、ものを擬人化させることがある。子どもの頃から得意で擬人化キャリアは半世紀になろうとしている。子どもころは集中力と想像力で遊び、大人になってからはプロとしてプレゼンでも担当者の心をときめかせ、キャラは愛されてきた。

目の前のものたちはわたしに話しかける。暑いだの寒いだの、忘れられて寂しくなったとか。友だちになると放って置けない。たくさんのものを知って、たくさん考えたのと同じに、大切に思う。そして、わいわい楽しい。

家電から始めると表情が豊かでおもしろいよ。

今日は「いいかげん、食べてくれないとゴマちゃん泣いちゃう」というのでスープにいっぱい入れて飲みました。